3月もそろそろ終わりです、ミナヅキです。
いや、まだ早いですね。
まだ3月は残っていますが、暖かくなったらすぐに乗り出せるように先日バイクのリアタイヤを交換して、キャブレターの清掃をしました。
分解清掃だけですが、たまにこれで調子を崩す事もありますが今回は特になにもなく上まで綺麗に回っていたので一安心です。
今年はキャンプツーリングを企てているので、テントをあれこれ見ているのですが比較しづらいので自分で比較表を作ってみようといういつもの記事です。
それでは行ってみましょう。
自分の使途や規模を確認するべし。
何事もそうなのですが、自分の目的や計画に一致したアイテムを選定する必要があるので、モノをあさる前に条件要件を洗い出しておく必要があります。
ここで想定される条件や要件というものは
・収納時サイズ
・重量
など、使用時および積載時のサイズが重要になります。
・雨天や荒天時にも使用する可能性の有無
・利用する季節や温度
などテントそのもののスペックも比較する必要があります。
ミナヅキの場合は、基本的に1泊2日を予定しているので荷物は多くならないはずでして、荷物置き場などは重視しません。
また、入門者なので朝晩冷える時期のキャンプは今のところ想定していないので、テント本体に要求するスペックもさほど高くないはずです。
予算は…上限を設定しなければ便利で軽量コンパクトなテントって一杯あるんですけど、さすがにそこまでの余裕はないので手軽に低予算帯で考えたいところです。
テント ならAmazon。
まぁテントだけじゃないですね、なんでも揃っています。
やはりこういったアイテムを購入する前提で比較するのならばAmazonを覗いてみるのが手っ取り早いわけです。
カテゴリー別に追っていくと
スポーツ&アウトドア > アウトドア >テント・タープ になります。
カテゴリーがはっきりしていると絞り込み条件がカテゴリーにあったものになるのでアイテムの絞り込みがしやすくなります。
定員やテントの大まかな色、ブランドや予算帯での絞り込みが出来ます。
ソロなので一人用テントを検索してみましょう。
以下、ミナヅキの独断と偏見によるピックアップをしていきます。
他のサイトの記事と比べるとちょっと偏りがあるチョイスかも…。
いずれも詳細画像などはAmazonの商品ページで確認してください。
価格的に大本命。
安価なのに意外と実用的な性能が確保されているとして、ブログなどの記事でもよく取り上げられるテントですね。
Amazonで5000円未満で流通しています。
この価格で前後室が付き、換気にも便利な前後出入り口が付いています。
キャンプツーリングの主なシーズンが夏場だと考えるとこの前後出入り口はとても重宝するはずです。
また収納サイズの長辺が46cmなのでバイクにも積載しやすそうなサイズです。
購入者によるレビューも
・コストパフォーマンスに優れている
・思ったより実用的
・これで十分
などの書き込みが見られ、割と購入しやすい雰囲気が出来上がっています。
雰囲気的に大本命。
ミナヅキが個人的にDoDのライダーズシリーズが好きだというのもあるのですが、このテントはワンポールという事もあって設営が簡単だという特徴があります。
最初に裾のペグダウンを5箇所行ってから、中央にポールを1本立ち上げればほぼ完成です。
五角形の奥のほうに吊り下げ式のインナーテントがあり、手前は広めの前室となります。
ミナヅキのバイクは小さいのでこの中に収まるような気がします。
また前室が広いので荷物置き場や煮炊きもこの中で出来そうです。
そういった居住空間の広さなどを含めてとても雰囲気の良さそうなテントだなぁと見ています。
難点を挙げるとすれば、インナーテントの向こう側に風を通すための窓が設けられていないのでベンチレーションが悪く、また前室とインナーテントが同じ三角屋根の中なので地面から直接露があがりそうだというところです。
乾燥しきっている場所に設営するのであれば問題なさそうですが…。
また、一般的なテントと違いポールテントは自立しないのでペグダウンは必ず行う必要があります。
コンクリートやアスファルトの上に簡易的に設営する…といったような使い方は出来ないでしょう。
コンパクトさを追求するならコレ。
このワンタッチソロテント、特筆すべきは耐水性能が非常に高く
・本体3000mm
・フロア5000mm
となっています。
一番最初に紹介したバンドックのテントが耐水圧1000mmで、ライダーズワンポールテントがアウター2000mm/フロア3000mmという数字なので如何に優れているかがわかるかと思います。
一方、収納サイズが100mm x 500mmというサイズで重量1.2kgととてもコンパクトで計量ですが、寝る時に雨風が凌げればいいという最低限のテントになります。
テント内で座るというか体を起こすことが出来ないので、完璧に寝るだけのテントというわけでして、調理などは晴れた日にキャンプ場の炊事場を使う前提になる感じでしょうか。
ただしタープなどと併用することによって実用性は一気に広くなるかと思います。
たとえばこの、同じDoDのライダーズシリーズのタープとかどうでしょう。
ドームテントとバイクが入るほどの広さですが、収納サイズは小さめです。
タープですと、張り縄の設置位置で風通しの調整が出来たりと自由度があるので、夏場のキャンプに限るのであれば十分有用なアイテムでしょう。
やはりバイクへの積載を前提とした場合にはDoDのライダーズシリーズのコンパクトさはとても優秀な印象です。
ちょっと変わり種すぎるアイテムなので、実際に使用してみたという記事を探してみたところとんでもない文章量と情報量のページを発見しました。

この方一体何張りくらいテントを所有されているのでしょうか…リスト掲載分で39張りありますが、サイト中では前後モデルや関連モデル合わせて100張り以上紹介されているのではないでしょうか。
この小さなワンタッチソロテント、Amazonのレビューなどでは結露が酷いなどの評価が見られますが、容積が小さいほど結露が生じやすいのはどのテントでも同じでして、上記サイトではその結露対策やベンチレーションの考え方などを事細かに検証されています。
安価で小さなテントだと一蹴せずきちんとアイテムと向き合う姿勢にプロ意識のようなものを感じました。
あ、俺これでいいかな…w
まぁいずれにしても設営面積を通常のテントほど必要とせず、また設営が一瞬だということで、小回りが利くテントなのではないかと思います。
タープを携行しなければむしろシュラフのほうが大きな荷物となりそうですし。
追記
ワンタッチソロテントはメーカー廃盤となりまして、現在ではバリエーション版のスキマテントしか流通が残っていません。
若干寸法が違いますがシステムは同じです。
もっと軽量なものがあるようです。
※ただしトレッキングポールが別に必要。
GEERTOPというメーカーのピラミッドというシリーズのようです。

パック重量980gで収納サイズが120x380だそうです。
タープやツェルトにインナーテントが取り付けられるような感じとでも言えばいいのでしょうか。
室内高は高くないですが、フライシートの面積が広く、インナーテント使用時でも前室が確保出来る造りになっています。
ただし自立しないタイプなのでペグダウンが必要ですね。
インナーテント無しでシェルターとして使う場合はトレッキングポール1本とペグダウンで設営出来るようです。
防水性能はフライシート3000mmのフロア5000mmと、上のワンタッチソロテントと数字上は同等のものと言えるでしょう。
ただしこちらはダブルウォールなので結露には強く快適性は高くなるはずです。
こういう軽量で登山ユースのものは総じて高価なラインナップになるわけですが、このGEERTOPのソロテントはAmazonで実質9000円台で流通しています。
(商品選択のプルダウンメニューを間違うとフライシートだけのセットが選択されたりします、注意。
あ、セット価格だと安いんですね…
あれー、DoDのワンタッチソロテントを選ぶ理由が無くなってしまいますね、これ…
と、思うところですが、趣味性という部分で心身ともにコンパクトなキャンプをしてみたいというニーズがある以上は芋虫型テントの需要はなくならないわけです。
(芋虫型テントと呼ばれているものはビビィサックというジャンルだそうです。色々ですね)
比較表にしてみよう。
上でリストアップしたテントそれぞれのスペックを並べて、比較した中で優れているものを青、劣っているものを赤で着色してみました。
ちなみにワンタッチソロテントは奥行きと幅を比較しやすいように入れ替えてあります。
名称 |
バンドック |
ドッペルギャンガー アウトドア ライダーズ ワンポールテント T1-442 |
ドッペルギャンガー アウトドア ワンタッチソロテント T1-51 |
GEERTOP |
サイズ (cm) |
W210 D200 H115 |
W290 D290 H183 |
D225 W90 H61 |
W230 D110 H105 |
インナーサイズ (cm) |
W200 D110 H110 |
W255 D133 H183 |
D217 W83 H50 |
W210 D90 H105 |
収納サイズ 長さx直径(cm) |
46 x 13.5 | 50 x 14 | 51 × 10 | 38 x 12 |
重量 (kg) |
2.3 | 2.55 | 1.2 | 0.98 |
耐水圧 (mm) |
1000 | 外2000 床3000 |
外3000 床5000 |
外3000 床5000 |
価格 (Amazon) |
\4,600 | \16,300 | \8,100 | \9,000 |
こうしてみると、快適に過ごしたいのであればDoDワンポールテントを、コスト重視で無難に過ごしたいのであればバンドックツーリングテントを、という感じでしょうか。
ただし耐水圧を考慮するとGEERTOPのもののほうが安心感があるかもしれません。
それでもバンドックツーリングテントは4,600円なのでGEERTOPのお値段で二張買えますね…。
残りの4,000円をシュラフやシュラフカバーに投資する…という考え方も出来るかもしれません。
結び。
色々調べてみると面白い事が浮き彫りになったわけですが、やはり変わり種というか飛び道具的にワンタッチソロテントが面白そうだなと感じました。
モデルケースとしては、宿営地手前の食堂やファミレスなどで食事を済ませる、もしくはコンビニのお弁当や、バーナーでお湯を沸かしてカップラーメンなどで済ませて、あとは寝るだけ…というコンパクトなキャンプには向いているかもしれません。
雨が降ったら、まぁどこかの軒先とか、コテージやビジネスホテルを利用するなどの腹案を併用する感じですかね。
もしくは上で挙げたようにタープ併用とするか。
逆にしっかりと大きめなテントを設営して火おこしをしてバーベキューを行ったり、キャンプの醍醐味とも言える晩餐を楽しむつもりならば、ライダーズワンポールテントなどのほうが適しているはずです。
どちらもキャンプツーリングという点では同じですが、コンパクトに楽しむか贅沢に楽しむか、大きく変わってくるわけです。
当然、どちらが本質だとかどちらがより楽しいかは個人の趣味嗜好に依るところですし、その是は論じるべきでもないかなと感じます。
困ったことにミナヅキは小さいものが好きなので、「ワンタッチソロテントが面白そう」などと安易に口走るわけですが、みなさんはいかがだったでしょうか。
ミナヅキと同じように、今年キャンプツーリングデビューをするあなたのテント選びの参考にほんの1mgでもなれば嬉しいなぁと感じるところです。
実際にはテント以上にシュラフ、寝袋のほうが重要だとも言われていますが、やはりテント選びは醍醐味ですからね。
あ、キャンプ場で小さいバイクで小さなテント建ててお湯を沸かしているのを見掛けたらミナヅキかもしれませんね(笑
→テント買いました。

→GEERTOPのテントも購入しました。

水無月様
初めまして。
マイテント インプレッションの管理人をしております懐園と申します。
たまたまこちらのリンクから当HPへ来られた方がいらっしゃり、こちらのブログを知りました。
ご紹介やリンクを貼って下さりありがとうございます!
当HPのフロントページにも、このページのリンクを貼らせて頂きました。
ワンタッチテント、面白いアイテムですが、実際にツーリングで使うには結構大変ですよ。
一泊くらいなら良いですけど、連泊や雨天停滞時は苦痛になりますから。(苦笑)
小さいテントで床面積が狭くても、座れる程度にインナーハイトのあるテントをお勧めしておきます。
ツーリング日記、楽しく読ませて頂きました。
中々細かく書いてあって、走った気になりましたよ!
自分もテントのHP以外にツーレボなどのバイク関係HPを作ってますので(最近は更新してませんが……)、良かったらお越し下さいませ。
http://nakappi3.web.fc2.com/