穏やかな天候のまま1月が終わろうとしております。
ミナヅキです、いかがおすごしでしょうか。
毎年これくらいの時期にツーリングキャンプに持ち出す道具を並べて記事にしているのですが、今回は2019年版をやってみたいと思います。
今年のテーマは半野宿です(笑

もくじ。
野宿的な生き方。
でも強行野宿ではなくて。
ツーリングキャンプを2年ほど継続してみて思ったのは、やはりキャンプ場で生活をするのが目的のキャンプではなく、ミナヅキが行うのはツーリング旅のための休息をキャンプ場で行っているというものなんですよね。
つまり、旅がメインでキャンプするための移動ではないんですよね。
これに関しては当サイトで常々書いていることではあったりします。
なので、今年は調理器具や食器も携行品から外してみることにしました。
晩ごはんは可能な限り道の駅やドライブイン、街角の食堂やファーストフード店で済ませます。
宿営場所に到着したら設営して少しまどろんだ後に即寝です。
いいところ、コンビニで調達してきたおつまみで晩酌するくらいかと。
宿営場所。
さて、野宿というと極端な例で言えば、道路わきやバス停の小屋、公園のベンチなどで寝たという話もありますが、1日の移動距離がバイクよりも短い自転車ツーリングや徒歩旅の人ほどそういった話が多かったりします。
それらの話を元に、今年は少しだけグレーゾーンにつま先を浸してみたいと思います。
道の駅のすみっことか。あんまり大きな声で言えるものではないのですが…。
どうしても宿泊場所をキャンプ場やそれに準じる施設に限定してしまうとツーリング旅そのものに制限ができてしまうので計画が難しくなるんですよね。
キャンプ場のチェックイン時間そのものの制限もありますし。
(なんなら市町村役場に事前申請が必要なキャンプ場も少なくないですし
なので、大掛かりにキャンプをするでなく、駐車場の端っこの芝生をちょっと借りる程度の小さなテントで休養させてもらうというくらいの認識が必要になるのかなと思います。
ミナヅキの場合は寝て1畳なビビィテントを利用します。
高さもなく設営面積も最小限なのでバイクの陰にちまっと寝床を確保するようなサイズになるのかなと。
野宿ツーリストがどういった場所で野営をしているかは案外いろいろなところで紹介されているので検索してみるといいでしょう。
という前提でパッキングをしてみた。

こちら、積載する状態ですね。
昨年までと違って今回からはバイクがTDRからi8になっているのでトップボックスの容量が40Lに拡大しているのも一つのポイントとなっています。
ちなみに昨年のパッキングは。



こういう感じでしたね。
トップボックスとサイドバッグ、あと座席に少々という感じでした。
中身。
それでは箱の中身をみて行きましょう。

ざっと並べるとこういう内容です。
一つずつ確認してみましょう。

それぞれのボックス内に縦位置の関係でパッキングされます。
一番右の水色の枠はボックスの天板キャリアに外付けになります。
①ヘリノックスタイプチェア
ヘリノックスタイプの椅子ですね。
テントが極小のビビィタイプなのでくつろげる場所を椅子に求めてみました。
慣れてしまえば組み立てや片付けもすぐなので持ち出しやすいアイテムです。
撤営時に手回り品をおいておくことも出来るので便利だったりして、割と最後まで片付けずにいるものなのでボックスに外付けしたほうが都合がいいように感じます。
②ビビィテント
昨年まで利用していたビビィテントよりも更に小さくコンパクトなモデルにスイッチしました。
こちらは足元にポールが通らないタイプで、室内高も低い、必要最低限のエクストリームなテントです。
野宿向けですよね。
これはほぼほぼ趣味的な選択ですので、よほど興味がある人でもない限りは強くおすすめしません…(笑

③サンダル
毎度のことながら、宿営場所ですっかりくつろいでいるときにちょっとトイレに行ったり水を汲みにいこうとするたびにライディングブーツにつま先をつっこんでよたよたと歩くような手間を解消してくれる快適グッズがサンダルですね。
意外とかさばるアイテムなので荷物をコンパクトにしたい人は省略してもいいと思います。
④スリーピングパッド
このシリーズの90cmのモデルですね。
ボックスの中に入るサイズなので重宝しています。
そのへんにこだわりなどがなければサーマレストのマットとかでもいいと思います。
ただこのシリーズのパッドは暖かいんですよね…。
⑤エアピロー
インフレータブルな枕ですね。
これに専用のカバーをつけて使っています。
さすがに2年ほど使っていると慣れるのか今ではすっかり違和感なく眠れるようになりました。
変な安いエアピローを買うよりは多少安心感があるかと思います。
⑥シュラフ
コットンシュラフですね。
一応3シーズン対応で、着込めば気温10度くらいまではコンフォートかなぁとは感じます。
値段相応くらいに思ってください。
あと夏は省略出来るアイテムですね。
予算がかけられる人は投資すべき部分です。
⑦シュラフカバー
シュラフの外側にかぶせるカバーですね。
テント内の結露からシュラフを守ったり防寒対策のために使います。
仕舞寸法が小さいアイテムなので持ち出しやすいと思います。
結構気に入ってます。
⑧シュラフインナー
こちらはシュラフの中に入れるインナーですね。
こちらも防寒対策用として準備しています。
ちょっと静電気起きやすいかな…。
カバーとくらべると仕舞寸法はやや大きめです。
⑨ペグ類
テントやタープの設営のときに困らないように複数種類のペグと予備のガイロープ、またタープにテンションを掛けるためのフックなども組み込んでいます。
まぁぶっちゃけこんなに準備しても使わないんですけど、これはいざというときの保険ですね。
ちなみに今回はこのペグ袋にペグ類を集約しているのでテントやタープの入り組み品からはペグを除いています。
⑩グランドシート
GEERTOPのシリコナイジングシートですね。
クチコミも上々、コンパクトで薄いのに耐久性があるので見た目に反して満足度の高いアイテムです。
昨年まではピクニック用のシートを加工したものを使っていましたが、このシリコナイジングシートに変更してからは荷物容量も減らせましたし手入れも楽になりました。
おすすめ出来るアイテムです。
⑪タープポール
タープ設営用のポールですね。
仕舞寸法の全長が短くバイク用のパッキングに組み込みやすいのがこのSnowPeakのタープポールかなと思います。
⑫テーブル
SOTOのフィールドホッパーですね。
折りたたみテーブルです。
宿営場所で食事はしない予定ですが、晩酌するとか寝酒飲むとか、そういうときにあったら便利ですよね。
快適グッズです。
このカテゴリですと鹿番長ことキャプテンスタッグのロールテーブルが定番ですが、あれは仕舞寸法が大きいので結構荷物容量を圧迫するんですよね。
調理したり湯沸かししないのであればこれで十分かと思います。
組み立てワンタッチですし。
⑬タープ
スクエアタープです。
雨天時などにビビィテントだけではさすがに大変だと思いますのでこれで屋根を用意します。
これまた必要最低限の設営ができればいいのでタープポール1本で設営したり、可能であればバイクを支柱代わりにしてしまってもいいと思います。
⑭スタンドホルダー
キャンプ場や未舗装路でバイクのサイドスタンドが埋まらないようにするための板ですね。
昨年は地面が柔らかいところでちょっと苦戦したのでそれを踏まえて用意しました。
それまではコーヒーの空き缶持ってたらそれを潰して板にしてたんですが、さすがに毎回ともなると準備できなかったりもしますし。
⑮ツーリングマップル
言わずもがな、ミナヅキは地図派なのでツーリングマップルを持ち歩いています。
よほど探しものや道迷いでもしなければ地図行進でツーリングしていたりします。
スマホのバッテリーの節約にもなりますし、時間つぶしにも便利です。
仕事場や自宅でも読めます。
オフシーズンのお供に。
⑯トイレットペーパー
1ロールくらいあると何かと重宝する、いわば紙です。
説明不要…。
⑰マルチツール
主にペグを打ち込むときや抜くときに便利です。
またハサミやナイフなどがついていたりするので、なにか補修作業なんかにも役立つかもしれません。
焚き火する際の枝を割ったりするのにも使えますので、用意しておいても損はないアイテムでしょう。
⑱虫除け/キャンドルランタン
蚊取り線香と虫よけスプレー、ライターとキャンドルランタンの小物グループです。
夏場は特に虫対策が必要になるのでこの辺のアイテムは必要になるでしょう。
キャンドルランタンも探せば虫除けアロマキャンドルなんていうものもあります。
単純にろうそくの灯りを楽しむというのもこのキャンドルランタンをパッキングに含めている理由の一つだったりもしますが。
⑲電化製品
夜間の設営やちょっとしたトイレなどの移動に欠かせないアイテムですね。
LEDランタンとヘッデン、携帯ラジオも含んでいます。
あとヘッデンをランタンのように利用出来るモンベルのクラッシャブルランタンシェードもここに含まれます。
⑳レインウェア/コンプレッションバッグ
毎度おなじみのホームセンターで買える安いレインウェアとその他防寒着を圧縮して収納出来るコンプレッションバッグです。
レインウェアはバイク乗車時には防寒着としても利用できますし、宿営場所での防寒着としても使えるので必ず準備し持ち歩くようにしましょう。
最悪、寝袋やテントがなくても防寒着をしっかりしていればそこらへんのベンチで夜明かしできます。
実はとても重要なアイテムじゃないかと思います。
防寒着自体はウールなどでかさむ事が多いのできっちりと圧縮出来る袋が一つあればだいぶ容量を減らせます。
布団圧縮袋とかでもいいんでしょうけれども、一度開封してしまうと再度圧縮できなかったりするので、こういったベルトでコンプレッション出来るもののほうが何かと便利です。
というような感じで。
今年は増えたものもあれば減ったものもあり、特に上記のように食器類や調理器具をパッキングから外しているので本当に寝るだけの装備になっています。
ちなみに箱2つですが、トップボックスが40L
シートバッグが15~23L
の計55Lという数字です。
実際には55L一杯ではなく、どちらもまだ余裕があるパッキングになっているので実際には50Lを下回るくらいかと思います。
また夏場にはシュラフを、宿泊場所でくつろぐでもなければテーブルや椅子は省略する事が出来るのでもう少し荷物は減らせる可能性があります。
また夏場にはテントを持たずにタープと蚊帳を、スリーピングパッドを持たずにコンパクトコットを持ち出すというバリエーションも取れるので季節や天候に合わせてある程度柔軟にパッキングを変えていくのも楽しみ方だとは思います。

またここまで荷物をコンパクトにしているので、逆に言えばまだサイドバッグなどを取り付けたり出来る余裕があり、必要に応じて焚き火台や調理器具を携行することも出来るでしょう。
キャンピングであれ野宿であれ、いずれにしてもベースとなる装備がコンパクトで軽量であるということには美点が多いと言えます。
積載イメージ。
これはもう昨年と同じような状況なので積載イメージそのものは大きく変わりないと思います。

車種のせいもあるかと思いますが、ツーリングキャンプしてるバイクには見えないかもしれないですね。
今年はこれにフロントバッグを装着する予定なので更に積載に余裕が出そうです。
実は昨年もツーリングマップルを携行してツーリングしていたのですが、シートバッグに入れていると地図を確認しようとするたびに何かと道路脇に止まって一旦バイクを降りなければならないのが意外とタイムロスだったなぁと思ったのもあるんですね。
で、このスクーターフロントバッグがアンダーボーンタイプのバイク、クロスカブなどにも使えるということを知ったので導入を検討しているところだったりします。
やっぱり手元にカバンほしいですもんね、タンクバッグみたいなやつ。
さて、今年は何泊行ってこれるか!?
今から楽しみです。