ウルトラライトハイキングとキャンプツーリング。

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http://www.yamakei.co.jp/news/release/20110209.html
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水無月生まれのミナヅキです、どうも。
どうやら台風2号が発生しているようですね。

平日の仕事のときばかり晴れやがりまして週末は雨だとか曇りだとかで遊びにくいったらありゃしない…!
さてそんな6月ですが、キャンプツーリングに向けてついにテントの調達をしました。

アレです。

でもまぁ待ってください。
アレをソレするのはどういうスタイルなのか、気になって調べてみたところ、最近目にする「ウルトラライト」というものが近いようです。
ULとキャンプツーリング、果たして相性はどうなのか!?

アレ。

冒頭で買ったアレなテントとはコレです。

http://www.doppelganger-sports.jp/file/2016/03/top_image1.jpg

スキマテント - DOPPELGANGER OUTDOOR®[ドッペルギャンガーアウトドア] -アウトドア/キャンプ用品ブランド-
1mの隙間があれば設営OK。音楽を楽しみたい人のための「寝るだけ」野外フェス用ぼっちテント。

こいつやらかしたwwwww

と思った人は正解です。
以前偏りに偏ったテントの比較をしました。

キャンプツーリングに行きたいのでテントの比較をするんだぞ!という記事。
3月もそろそろ終わりです、ミナヅキです。 いや、まだ早いですね。 まだ3月は残っていますが、暖かくなったらすぐに乗り出せるように先日バイクのリアタイヤを交換して、キャブレターの清掃をしました。 分解清掃だけですが、たまにこれで調子を崩す事もありますが今回は特になにもなく上まで綺麗に回っていたので一安心です。 今年はキャンプツーリングを企てているので、テントをあれこれ見ているのですが比較しづらいので自分で比較表を作ってみようといういつもの記事です。 それでは行ってみましょう。

で、この記事の結びで

色々調べてみると面白い事が浮き彫りになったわけですが、やはり変わり種というか飛び道具的にワンタッチソロテントが面白そうだなと感じました。

と適当な事を書いていたわけですが、全然テキトウなことではなくて割と大真面目なコメントだったりしたわけです。

ところが、5月の末くらいからこのワンタッチソロテントのAmazon在庫がガンガン減っていき、気づいたら品切れになってしまいました。
慌てて楽天のほうで注文するも「メーカー在庫無しでキャンセル」という状態になり、さらにDOD公式の商品ページも消えました。

廃番決定。

間が悪かったんだなと思いましたが、諦めるに諦めきれず姉妹品のスキマテントを検索してみるとこちらはまだ購入可能な模様。

在庫が残っているうちに買っておかないと後悔する!とばかりに即座に注文して現物の確保に至ったわけです。
何も適当な思いつきで買ったわけじゃないんですよ、コレ(笑

多少寸法が変更されているようですが、実際に自宅で仮設営して入ってみたところ別になんら問題なく入り込めるので、(・∀・)ニヤニヤとしたものでした。
ミナヅキが160cm程度しかないという部分も利いてますね、おそらく。

で、実際にはこれに小さめなタープでフライ的な空間を確保しようかと考えているわけですが、こういったスタイルってどの程度有効とされているのか気になって調べてみたんです。

ビビィ+タープな界隈。

このスキマテントとはビビィサック(ビヴィサック)というものの形状に近く、厳密に区別するならビビィテントと言うべきなのでしょうか。
そのビビィとタープで簡易的に宿泊するスタイルを検索してみると、どうやらウルトラライトハイキングという界隈ではかなり一般的、むしろテントなんて使ってられない!というような世界が広がっていました。

ウルトラライト=UL と表記されるわけですが、このULスタイルについて勉強してみようと思い、とっかかりとしてこういう本を読んでみました。

どちらもKindle Unlimitedで読めます。

この2冊の中にはULのアウトライン的なものと実例、思想と哲学が一通り記されているように感じました。

今回のタイトル画像も本書の中の挿絵からなのですが、適当に要約すると
「装備重量が増えるにしたがって疲労しやすくなると楽しめなくなるよ」
という感じでしょうか。
当然、装備品をフィールドに持ち込むという楽しみ方もありますし、テント場での快適性を優先するという楽しみ方もあるでしょう。
それはそれぞれのスタイルです。良し悪しではありません。
しかし、ハイキング、登山という部分にスポットを当てると、それらの快適装備のために行動時の快適性を犠牲にするのは本末転倒なのではないかというところから、
「自分が何を目的としてパッキングを行うか」
を明確にし、また
「装備品に大きく依存せず、創意工夫と忍耐でカバー出来るならそれもまた技術」
という思考に基づいた装備品の選定方法が記されています。

本文中の言葉を引用するなら

これらの活動はどれも山の美しさ、厳しさがダイレクトに体感できます。そこでは沢を遡行し、岩を攀じ登り、尾根や沢筋を滑る、そのことに装備も方法も収斂していく潔さがあります。厳しい自然環境だからというのもあるでしょうが、何が目的なのか、何が喜びであるのか、シンプルにそれを突き詰めた結果ともいえるのではないでしょうか。
(ウルトラライトハイキング P52)

「何が目的なのか、何が喜びであるのか」という一文に頭をガツンとやられたような感覚を覚えました。

何を目的としたキャンプか?

実はミナヅキ、キャンプツーリングの動画やツイッターのフォロワー諸氏のキャンプツーリングの中継を見て
「焚き火台買って肉焼きたいなー」
「ホットサンドメーカーいいなー」
とかぼんやりと思っていたわけですが、「何が目的のキャンプツーリングなのか」を思い返してみたところ、実に単純に
「日帰り出来ない道を走るため」
であり
「まだまだ走る事が楽しい自分」
を再確認してしまったわけなのですよね。
そうやって再確認してみると、焚き火とかホットサンドとかは本当におまけで、言ってしまえばそれらは「キャンプが目的のツーリング」で楽しむようなもので「ツーリングが目的のキャンプ」では必ずしも必要ではないのですよね。
おそらくここは似ているようで全然違うんだと思います。

なので、長い距離を身軽に踏破するウルトラライトハイキングの「歩く喜び」はキャンプツーリングでは「走る喜び」と置き換える事が出来て、走ることに目的を絞った場合には道具選びも身軽に済ませてもいいんだと確認出来たわけです。

晩御飯、ULハイクはフリーズドライやアルファ米がメインですが、キャンプツーリングではコンビニや外食の利用も出来るのでそんなにシビアに考える必要もなく、極端な話、調理器具を携行する必要すらなくなるわけです。
考え方ですけれどもね。

昔からのバイク乗りの中には
「眠くなるまで走って、眠くなったら路肩にバイクを停めてその横でごろ寝する」
なんていう極端な話を耳にしたこともありますが、これって究極なULキャンプツーリングですよね。
全然キャンプしてませんけれども(笑

これは極端な例だとしても、テントサイトではこのビビィテントをサッと設営して、少量のお湯でフリーズドライを食べて、あとは寝るだけ、翌朝は日の出と共に出発する…というただただバイクに乗るのが喜びというツーリングバカのようなスタイルもいいんじゃないかと確信したわけです。

ウルトラライトハイキングの思想をベースにキャンプツーリングを組み立てるのはその根底に
「あなたの喜びとはなんですか?」
という言葉を据えるという点では共通するのだろうなと感じたのです。

もちろん、ULの思想をベースにして、積載可能な限りの快適グッズを携行するのもいいと思います。
荷物の積み下ろしが苦にならない程度に、荷崩れの心配がない程度に、ではありますが。

ULパッキングと自転車。

この一連のULスタイル、実はオートバイではなくロードバイク/ロードレーサー、つまり自転車乗りの人たちでは少し前から根付きつつあるようです。

この辺とかどうでしょう。

つむりの悠々自適ライフ 【ウルトラライト】バイクパッキング始めました

自転車でのロングツーリングというと振り分けバッグを前後に装着して、ちょっとすると下手なオートバイよりも積載量があるんじゃないかと思うくらいの装備になっていたりするイメージでした。

http://livedoor.blogimg.jp/marty58jp/imgs/5/6/566146f5.jpg

ところが今はULパッキングでここまで軽量化出来ているようです。

http://blog-imgs-93.fc2.com/h/a/g/hagure5/IMG_9361_201608121821557a4_201609061731542f6.jpg

この中にテントまで入っているとの事なので相当ですよね。

なぜ自転車でULか?

少し考えればすぐに分かることですが、自転車は登山と同じくその行動の限界を決定付けるのは自分自身の体力に依るのですよね。
つまり装備が軽量であるほどより遠くの景色を見ることが出来るようになるわけです。

バイクでは、装備品とライダーをエンジンが運ぶことになるので、力任せな過剰積載も可能になってしまうために、宿営地での快適性を優先としたおおよそオートキャンプに近いようなスタイルが主流であるように感じられます。
(再三言いますが良し悪しの話ではないですヨ、念のため。

なのであまりコンパクト装備なオートバイ乗りというブログってヒットしないみたいなんですね。自転車もオートバイもどっちもバイクですし、ULスタイルを強く必要とするのは前述の通りロードバイクのほうですからね。
しかし上でも少し触れたとおり、荷物が少なければオートバイと言えども身軽になることには変わりないですし、宿営地からの撤収、出発準備に掛ける時間もグッと圧縮出来るわけです。
装備の軽さが心の軽さみたいな感じですよね。

設営と撤収のそれぞれを15分ずつ短縮できたらその分長く走る事が出来ますからね。
走るためにキャンプをするツーリングであればこの考え方は馬鹿にしたものじゃないのかもしれません。
より長く、より遠くですね。

まとめ。

オートバイでのキャンプツーリングでは全然スポットライトが当たることがなさそうなULパッキングでの積載ですが、利点は多そうです。

何が目的か、何が喜びか

ウルトラライトハイキングでの哲学である至極シンプルな思想ですが、それを意識する事によりそのアクティビティの達成感もより明確になることでしょう。

もし自身のキャンプツーリングにマンネリ感を感じているのであれば、試してみてはいかがでしょうか?
意外と新鮮に思えるかもしれませんよ?

肉は、そうだな、車で行ってデイキャンプすることにしようかな!(笑