TANAXのフィールドシートバッグを比較してみたという記事。

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3月も3割終わりましたね、ミナヅキです。
いかがお過ごしでしょうか。

雪国青森ではまだ1日通しでバイクに乗るには早いですが、来たるべき春に備えて徐々にバイクの整備をしたりとかしています。

そんなわけで、今回は先日フォロワが話題にしていたタナックスのフィールドシートバッグについてのお話です。
気になって調べてみようと思ったら、案外寸法の比較とかしてる記事ってあんまりないのですよね…。

冬眠暁を覚えず。 – 白黒雑記帳。

バッグといえばTANAX。

ということで、フォロワさんのこの画像を見てちょっと気になりだしたんですよね。
タナックスさんのフィールドシートバッグは存在そのものは知っていましたが、なんとなーくこう
「うちシートバッグあるしなぁ」
というだけの理由で全然チェックしてなかったんですよね。

しかしながらこのフォロワさんの画像を見て、はたと気づいたわけです。
前後長抑えめだけど長物が入りそうな寸法なんですよね、これって。

フィールドシートバッグ。

タナックスさんのシートバッグのシリーズでも特にアウトドア用品積載向けの造りになっているシートバッグです。

従来のシートバッグと比較すると横に長く、イメージとしてはホムセン箱の積載をバッグに置き換えて汎用性を持たせたような感じでしょうか。

こういうようなやつですよねー。
見た目はアレですが、ちゃんと固定出来れば安価で上等な積載力をバイクに付与する事が出来るために、カブ系ライダーのほかヘビーなキャンプツーリングライダーなどにも人気のアイテムです。

バイク ホムセン箱 – Google 検索

車種問わず、つけちゃう人はつけたくなるのが箱の魔力だったりしますが、やっぱり取り付けにはキャリアが欲しかったりベニヤ板とボルトなんかが必要だったりとある程度の加工スキルも必要だったりします。

ところがこのタナックスさんのフィールドシートバッグはれっきとしたシートバッグなので、バイクのシートなどに固定出来るようにしっかりとベルト類が取り付けられており汎用性が確保されているため、おおよその車種に装着が出来るようになっています。

防水性や堅牢性を比較していまえば箱のほうが優れていたりするのですが、取り回しの良さや汎用性はバッグのほうが優れていると考える事が出来ます。

まずこの時点でボックスかバッグかの比較をしているわけですが、それぞれにメリットデメリットがあります。
その部分については今回は割愛しますが、多くの場合バッグのほうが導入しやすいアイテムだと思います。
また、ボックス系は基本的にキャリアへの取り付けになるので(シートに固定出来なくもないけどもさ…板渡したりしてさ)タンデムシートなどへの取り付けを考えた場合にもやはりバッグが選択されるようになってくるのですよね。

また、既にキャリアにはトップボックスが取り付けられており、その補助としてシートバッグを検討する場合にもやはりシートバッグの取り付けはタンデムシートへなります。
当たり前と言えば当たり前ですが、こういった組み合わせになりますよね。

トップボックス40L + ツアラーシートバッグ15-23L

ミナヅキ的な要件。

上記の写真の通り、ミナヅキの運用としてはトップボックス40Lの補助として同じくタナックスのツアラーシートバッグ15Lを取り付けしてキャンプツーリングに行っていますが、実際のところお土産などが増えると容量的にもう少し欲しくなったりもします。
で、このツアラーシートバッグはマチ部分を拡張すると23Lまで容量が増えるのですが、マチの部分そのものには剛性がないため、ある程度荷物で満たしておかないとふにゃふにゃとするのですよね。

あと見ての通り前後に長いので、バイクの最後端に取り付ける場合には気になりづらいとは思いますが、トップボックスとライダーの間に設置する場合には若干邪魔な感じも残ります。
この辺を解消したい。したいったらしたい。

そこで前後長を抑えつつ容量をもう少し確保出来るであろうフィールドシートバッグがこの要件に当てはまってくるわけです。

フィールドシートバッグシリーズ。

フィールドシートバッグシリーズは従来のシートバッグとは違ったアプローチのシートバッグのシリーズになります。

従来のシートバッグといえばバイクのフォルムになじむような形状のもので前後に長いものが主でした。

ツアラーシートバッグ MFK-181

しかしこのフィールドバッグシリーズは左右に長いデザインになっており、これによりテントやコットなど、アウトドア用品でありがちな長尺物の収納が可能になっているものもあります。

ミドルフィールド シートバッグ MFK-233

ラインナップは4種類。

と、厳密に言えばこの横型のシートバッグには巨大なグランドシートバッグというものもありますが、今回は割愛の方向でお願いします…(^^;

小さい方から見ていきましょう。
あ、ちなみにタナックスのバッグはカラーリングで型番や材質が変わるので代表的な型番を記していきます。

ミニフィールドシートバッグ (アクティブオレンジ) MFK-251

ミニフィールドシートバッグ (アクティブオレンジ) MFK-251

・容量 19-27L
・Kシステムベルト対応(W-T20)
・ドリンクホルダー2箇所

ミドルフィールドシートバッグ (アクティブオレンジ) MFK-252

ミドルフィールドシートバッグ (アクティブオレンジ) MFK-252

・容量 29-40L
・最大収納 8kg
・両サイドオープン方式
・ツーリングマップル収納サイズサイドポケット

フィールドシートバッグ (アクティブオレンジ) MFK-253

フィールドシートバッグ (アクティブオレンジ) MFK-253

・容量 39-59L
・最大収納 10kg
・両サイドオープン方式
・ホルダーベルト付き

キャンピングシートバッグ2 (アクティブオレンジ) MFK-254

キャンピングシートバッグ2 (アクティブオレンジ) MFK-254

・容量 59-75L
・最大収納 14kg
・両サイドオープン方式
・ホルダーベルト付き

比較表

  ツアラー ミニフィールド ミドルフィールド フィールド キャンピング2
通常容量
L
15 19 29 39 59
拡張容量
L
23 27 40 59 75
前後長
(内寸)
mm
350 300
(280)
280 310
(300)
350
(350)
通常幅
(内寸)
mm
270 370
(280)
520 470
(350)
620
(500)
拡張幅
(内寸)
mm
510
(400)
680 670
(530)
820
(670)
高さ
(内寸)
mm
210 200 230 310 350
(300)
実売価格 8,600 9,011~ 12,440~ 12,114~ 14,980~

一部記載のない寸法や数字は表示していません。価格は2019年3月上旬のもの。

ということで、比較のためにツアラーシートバッグの数値も含めた表を作ってみました。
こうして各項目を数字として並べてみると意外な部分が見えてきたりしますね。
単純な前後長だけを見るとミドルフィールドシートバッグが一番短く280mmで、次いでミニフィールドシートバッグ、最大長となるキャンピングシートバッグ2でも350mmでツアラーシートバッグと同寸という数字になっています。

ツアラー or ミニフィールド?

ツアラーシートバッグに対してミニフィールドシートバッグで増えている4L分は、左右に追加されたポケットの分であるとみる事が出来なくもないようですね。
それを差し引いても高さ方向に拡張するか幅方向に拡張するかの違いで使い勝手は変わってくるので選択肢として全くナシというわけではないと思いますが…。
言ってしまえばツアラーシートバッグの容量そのものには不満がなく、縦横比が変われば助かる…という人であればミニフィールドシートバッグは便利かもしれません。

というかミナヅキ的にはミニフィールドシートバッグが最適な選択かなと、ついさっきまで思っていたのですが、どうやらそういうわけでもなさそうな…?
寸法的な部分をみたらもうワンサイズ大きなミドルフィールドシートバッグがいいのかもしれません。

ちなみに手元にあるツアラーシートバッグの前後長内寸を実測してみたところ350mmほどでした。

で、拡張時に広がるマチの分が約7cm、拡張状態で底から計っても約280mm程度です。

実際の運用上の事を考えると、寸法がどうのこうのというよりは
「何が入るか」
「何を収納したいか」
という考え方をしたほうがいいのかもしれませんね。
そうやって考えるとミニフィールドシートバッグの内寸280×280だけを見てしまうとまだツアラーシートバッグの350×270のほうが使い勝手がいいのかもしれません。
長辺350mmであればちょっとした寸法のアウトドア用品がそのまま収まります。
ミニフィールドシートバッグでこの350mmという辺を確保しようとした場合には常時拡張状態の内寸400mmで運用することになります。

しかしながら、この微妙な寸法で悩むのであれば、もう最初からワンサイズ大きいミドルフィールドバッグ以上のものを導入したほうがよさそうな印象も出てきます。
実際内寸400mm確保出来たとしてもアウトドア用品というものは長辺400mm以上のものが少なくないわけですし、ここまで来てしまえば大は小を兼ねるの精神で小さな寸法のバッグは見なかったことにしてもいいのかもしれません…(笑

ミドルフィールド or フィールド?

今度はミドルフィールドとフィールドを見比べてみると、幅の比較では通常時拡張時ともにミドルフィールドのほうが広いんですよね。
しかし、その分の容量は前後長30mmと高さ80mmの拡大化で補われています。
で、ここに来て悩ましいのはなぜかミドルフィールドシートバッグの内寸データが公表されていないという事なんですよね。
(あとでタナックス公式さんのツイッターにリプライ投げてみようかしら…w

ミドルフィールドシートバッグ以上は両サイドオープン方式を採用しているため、最初から細長いものを横から出し入れするという前提の構造になっています。
アウトドア用品の仕舞い寸法は基本的に細長いようになっていますからね、チェアにしてもテーブルにしてもスタンド式の焚き火台にしても。
そういう観点でみるとここ二つで比較した場合には案外ミドルフィールドシートバッグのほうが使い勝手がよいという可能性があります。容量が足りるならば、ではありますが。

なので、単純に容量が大きいほうがいいという要件であれば表の通りの並びになるわけですが、長尺物を収納したいという要件になってくるとミドルフィールドとフィールドの並びは入れ替わります。
容量か内寸長か、どちらを重視するかで選択肢が変わってくるわけですね。

出来る提案とすれば、トップボックスと組み合わせたサブ収納として長尺物を収めたいキャンプツーリング用途にはミドルフィールドシートバッグを、シートバッグだけでホテル泊で数泊ツーリングに行くならフィールドシートバッグという選び方なんかも出来るかもしれません。
特にホテル泊なんかは自分がバイクから離れている時間が長いので出来るだけ荷物は宿泊室に持って入りたいですし、その際にはバッグの数は少ない方が手間がかからなくていいでしょうからねぇ…。

しかしながら、どちらのシートバッグも実は荷物を外付けするためのコードやリングが装着されているので、そこで長尺物の積載をフォロー出来るといえば出来るんですけれどもね。
ただ個人的には荷物の外付けは落下等の可能性や防犯性を考えるとあんまり強くおすすめ出来ないと思ってはいるのですが…。

大きいことはいいことだ。

として見ていくとキャンピングシートバッグ2の通常容量59Lで通常幅内寸500mmというのが一番キャンプ向きとなってきたりもするわけです。
さすが、キャンピングシートバッグを名乗るだけはあるな!という事で。
実際、内寸500mmくらいなってくるとファミキャン用のアウトドア用品やタープポールなども収納出来るサイズになってきますし、たき火用のゴトクやスタンドなども携行しやすくなります。
あの辺意外とバイクの積載に向かない寸法のまま流通してたりしますからね…。
あとDODさんのライダーズワンポールテントライダーズテーブルなんかも寸法上では500mmなので収まる事になりますね。

ということで、幅620mm-820mmという数字は一見仰々しく見えますが、ここまで積載する人であればおそらくパニアケースもしくはサイドバッグの準備もしていたりするかもしれません。
これらを同時に着用すると案外その幅に収まったりするので思った以上に見た目の安定感は出るでしょう。

https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51LbavQqGoL.jpg

こういう感じになりますよね。
(59+40で99L…

Kシステムベルト。

ここまでそれぞれの寸法の比較をしてきましたが、取り付け方法固定方法に目をやると、実はKシステムベルトに対応しているのが一つだけあります。

これ実はツーリングの途中でシートを開け閉めする必要があるシート下給油方式のスクーターやバイクなどでは重要なポイントだったりします。

というのも、Kシステムベルト以外の固定方式であると、シートバッグをフレームや荷掛フックに固定する必要があるので、給油だったりシート下トランクへのアクセスの都度バッグを取り外す必要があるんですね。
(まぁそれでもバックル4箇所だから言うほどではないのかもしれないけどもw

しかしこのKシステムベルトはシートの裏側を通してシートバッグを固定出来るのでシートバッグをいちいち取り外ししなくても給油出来るというわけです。
実際ミナヅキはツアラーシートバッグにこのKシステムベルトを合わせて使っているので、バッグを装着したままシートを上げて給油しています。

で、今回ここまで紹介してきたフィールドシートバッグのシリーズで唯一Kシステムベルトに対応しているのがミニフィールドシートバッグだったりするわけです。

それに従来方式のシートバッグの固定って、ある程度大柄なバイクであれば悩むこともないんですが、細かったり短いバイクだとベルトを固定した位置に寄っては上手くテンションがかからなかったりするんですよね。それを試行錯誤するので取り付けに時間がかかったりもします。
しかしそういった事もこのKシステムベルトでものすごく簡単に解消するんですよね。

ここは押さえておきたいポイントでしょう。
特にミニモト、グロムやKSRあたりにシートバッグを取り付けようとした場合には重要になったりします。

ミナヅキ的な選択。

という事で、あれこれ比較してきましたが、やっぱり現在のツアラーシートバッグに対して基本的に容量で困っているわけでもなく、前後長を抑えつつ拡張時にも安定感を求めたい…という要件であればミニフィールドシートバッグが適しているように思えます。
まぁ取り付け方法を見たらKシステムベルトが使えるという部分で即決だったりもするわけですが(笑

ちなみにアクティブオレンジのカラーリングに関しては他のカラーリングと違い一部ターポリン生地を使用しているとの事なので、他のカラーリングのものよりもある程度は防水性や防汚性に優れていると言えるでしょう。
(ニュースリリース記事参照

TANAX 新製品ニュースリリース 2018-No.6(PDF)

ターポリンってどんな生地?|横断幕・懸垂幕専門店
ターポリンとは、塩化ビニール製の生地で防炎・防水であるのが大きな特徴です。ターポリンは安価であるにもかかわらず、テントに使用されるだけの強度があるのです!屋外常設で頑丈な幕や長年使用に適したものを作りたい!とお考えの方は、ターポリン生地での製作を考えてみると良いかもしれませんね!

まとめ。

というわけで、寸法や選び方などを長々と書いてきましたが、このバッグっていうものはバイク用に限らず本当に選びづらいんですよね。
カバンジプシーとでもいいますか、可能な限り小さいく軽い方が持ち運びに便利だけれどもそれでは物が入らない…大きいカバンは色々入るけれども持ち出すのにおっくう…というジレンマがありますよね。

「最適なサイズのカバンなんて存在しない」
と言い切ってもいいでしょう(笑
カバンに余裕があれば入るだけ物を詰め込みたくなるのが人間のサガらしく、カバンの余裕なんてあって無いようなもの、あっても最初のうちだけ…と言えそうです。

だからこそ、タナックスさんに限らずどこのメーカーでも同じ構造似た構造でも大中小とバッグをラインナップしていたりするんですよね。
本当に選ぶのが難しいアイテムのように思えます。

そんなシートバッグ選びの参考に、この記事がお役に立てれば…的な。

えぇ、ミニフィールドシートバッグは欲しいものリストにぶちこみましたとも!

TANAXのシートバッグを比較してみた。
季節柄バイクのネタが続きますね、ミナヅキです。 今月2回ほど隣県までのツーリングをしてみて 「シートバッグに防寒着を詰め込むと余裕なくなるっちゃねー」 という事を感じたので『ステップアップするなら』という前提でシートバッグの比較をしておりました。 公式サイトを行ったり来たりして比較することになりがちですが、表にしてみたら比較しやすいかも?と思ったので実際に作ってみました。

こちらの記事もよろしくお願いします…。