【YAMAHA】NIKENのターゲットユーザって?という話。【LMW】

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https://global.yamaha-motor.com/jp/news/2019/0313/nikengt.html
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また雪が積もりました、ミナヅキです。
まだまだ春は遠いようですね…。

さて今回はバイクのお話。
とある動画を見ていたところ
「YAMAHAのNIKENって結局誰がどんな乗り方するバイクなの?」
という話題が出ておりました。

これに関しては別の動画でヤマハのマーケティングからのターゲットユーザの解説があったのでなんとなく覚えていたりするのですが、その辺に関して若干まとめてみようという記事になります。

りーにんぐ まるち ほいーる。

ヤマハLMWテクノロジー。

LMWテクノロジー 実証テスト - バイク・スクーター・ LMW | ヤマハ発動機株式会社
「LMWの運転は疲れにくい!?」LMWは安定感が高いと言われているが、実際にはどうなのか?3つの計測法で実証実験を行い検証しました。

ということで、実用化はトリシティ125に始まり、トリシティ155と排気量を拡大、その後昨年登場したNIKENで大型バイクでもLMW車を発表。

またロードマップとしてはこのトリシティとNIKENの間を埋める300ccクラスのLMW車を計画しているとも発表済みだったりします。

【EICMA2018現地速報】ヤマハがナイケンGTや300ccの3輪など新型モデルを続々発表
2018年11月5日(日本時間11月6日深夜)、イタリア・ミラノ市内でヤマハがミラノショーに先駆けたプレス向け…

さてこの、LMWという3輪バイク、登場からすでに数年経過していますが、未だ見慣れないという人も多いと思います。
また様々な誤解や憶測も先行しているような部分もありますが、実際のところそれらはすべて
「試乗してみればわかる」
という感じのものだったりします。

ミナヅキとしては以前トリシティ125を眺めに貸し出していただいた事があるので、そのときにたっぷりとLMWのすごさを味わう機会がありました。

【YAMAHA】トリシティ125ロードインプレッション:1日目【3輪車】
山間部では雪の便りが届いていますね、ミナヅキです。 いががががががでしょうか。 今回は以前からちょろちょろとお話を頂いていたヤマハのトリシティ125現行モデルの貸出を受けることが出来ましたのでその話題をつらつらと書いてみようかと思います。
【LMW】トリシティ125乗り倒しツーリング!【ぶりっこソフト】
日中の気温1桁も珍しくなくなってきました、ミナヅキです。 いかがお過ごしでしょうか。 ここ1週間ちょっと、借りてきたトリシティ125で生活していましたが、まだツーリングに行ってくる機会が探せないままズルズルとしておりました。 そんな中ようやくまるっと一日の休みが確保出来たので張り切って朝駆けしてきました!

一言で言ってしまうと
「もっと安心して乗れるバイクを作りたかった」
という感じでしょうか。

見た目は3輪ですが乗り味はバイクと変わらず、ですがちょっとしたバイクのネガティブなところを少しずつ解消していった結果がこういった乗り物になった…という印象でした。

なので基本は2輪のバイク、2輪のスクーターと同じだと思ってもいいと思います。
しかしちょっとした2輪の弱点をLMWという技術でタイヤを1本増やす事で補っているような乗り物と言えます。

ミナヅキ的トリシティ乗車感。

ざっと箇条書きしてみましょう。

・乗り心地がよい
・外乱に強い
・ウェット路面に強い
・低い速度から倒し込める
・疲労しにくい

といったところでしょうか。
これらはすべてLMWという構造を採っているが故のメリットだと感じました。
そしてこのトリシティの体験があったためにその前後でNIKENの評価がずいぶん違うものになったんですよね。
LMWのメリットについて実感がある人にしてみたらNIKENが秘めたパフォーマンスの評価は自ずと高くなるのではないかと思います。

NIKENは誰向け?

報道関係者試乗会の動画。

ということで、ようやく今回のお題ですね。

こちらの動画の冒頭でヤマハによるマーケティング調査から導き出されたと思われるNIKENのメインターゲット層の説明がされています。

動画で説明されているものを文章として書き起こそうかと思ったのですが、記事にしているサイトがあったのでそちらを引用させてもらう事にしましょう。

ターゲットユーザー像。

ヤマハ、前2輪の新型LMW「NIKEN」に試乗
 ヤマハ発動機は9月26日、前2輪を採用する新型LMW(Leaning Multi Wheel)「NIKEN」の報道関係者向け試乗会を日本サイクルスポーツセンター(静岡県伊豆市)の5kmコースにおいて開催した。

ツーリングに月に1回行くか行かないかという人です。実際に大型バイクに乗られる人の平均年齢が47歳ぐらいで、走行距離も年間5000kmに行かないくらいなのが実情です。そういった人は、たまに行くツーリングでも、せっかくなら新しい場所に行きたい、毎回新しいところに行きたい、といった悩みを持っています。つまり、あまりバイクに乗るのが上手ではなくても、その時は最高に楽しみたい、そういった非常に高い要求に応えたいという思いで作った

整理してみると

・ツーリングは月に1回程度
・年齢は40代後半
・年間走行距離5000km未満

つまり、大型バイクを所有していても勤務状況や家庭環境などの要因であまりツーリングにいけてない、つまり日常的にバイクに乗っていない人という人物像になるようです。
当然年間1万kmとか毎日通勤でバイクに跨がっている人たちとは大きく想定が違いますし想定されるスキルもそこそこという感じでしょうか。

そんなライダーであっても見知らぬ土地、見知らぬ道路を楽しみたいという要求になるとやはり突発的な外乱、落ち葉や砂、路面状況などに対応しきれない可能性が高まると言えるでしょう。
そういったものに対して耐性が高くライダーのスキルをフォロー出来る機構を持っているのがこのNIKENという3輪バイクが目指したものだと言えそうです。

NIKENのここがポイント。

ターゲットユーザ像が明確になると自ずとライディングポジションなんかも納得出来るように思われます。

NIKENは様々なメディアや映像で言われている通り、割とアップライトなポジションで、オフロードバイクやアドベンチャーモデルとまではいきませんが前傾は控えめになっているようです。
また、ステップの位置も比較的前にセットされており、どっしりと座って乗るようなと表現されていたりします。

NIKENはその攻撃的な見た目からずいぶんと攻めたバイクのように感じられますが、実際にはベースとなっているMT-09よりも角が取れた丸みの感じられるバイクと仕立て上げられているようです。
(クランクマス18%増とか言ってたかな、動画で

と、見ていくと見た目よりはずっとスポーツツーリングバイクというジャンルに寄せてあるというか、もしかするとその商品性はトレーサー900と近い可能性があるのかもしれません。

TRACER900 - バイク・スクーター|ヤマハ発動機株式会社

真打ち登場。

NIKEN GT

https://global.yamaha-motor.com/jp/news/2019/0313/img/pic_ftmap.jpg

大型スポーツタイプのLMW「NIKEN」に多彩な装備を追加 ツーリングの快適性に磨きをかけた「NIKEN GT」を発売 - 広報発表資料 | ヤマハ発動機

ということでですね、トレーサー900にGTグレードがあるように、このおおよそスポーツツーリングバイクのようなNIKENにもGTグレードが追加されました。
必然と言えば必然ですし、そのコンセプトやターゲットユーザ像から鑑みるにむしろこれこそが真の姿であろうといっても過言ではなさそうです。

オプションでパニアケースが装着出来るので大型ハイスクリーンやグリップウォーマーなどと併せてロングツーリングの快適性が高いバイクとして仕上がっていると言えそうです。

ツアラーバイクとしての快適装備と、今までのツアラーバイクではなしえなかったLMW機構による操縦性や安定性、それらを備えた第三の移動体がNIKEN GTというマシンだということでしょう。

ヤマハでツアラーといえばFJR1300というある種の旗艦バイクのようなものがありますが、NIKENはもっとコンパクトで無理が利くアクティブなツアラーとしてポジションを定めそうです。
(とはいえFJR評を見ているとあれはあれでかなりスポーティだとの話でもありますが…

ということで。

メーカー的にマーケティング調査の結果から見出したターゲットユーザを想定して開発された、新しいコンセプトのバイクという事ですが、何のことはない、ただただ優れたバイクであると言い切ってもいいのかもしれません(笑

またそのターゲットユーザ層のみに限らず、誰が乗っても速く楽しく乗れるバイクであるといういうことは言うまでもなく、その新しい乗車体験は免許がある人には是非一度体験してみていただきたいところです。

(って大型乗れないミナヅキがいうのも変ですがw

大型免許がない人はトリシティに乗ってみましょう!
あれでもずいぶん楽しいと思うんですよね。
乗り味は二輪だけど、倒し込んで行ったとき、普通の二輪ではそろそろ怖いだろうというところでもトリシティであってもまだ破綻しそうな気配がないんですよね。
LMWの底力といいますか、そういった二輪にはないゾーンが確実に存在します。

そしてLMW、3輪バイクに乗ってみて改めて思うのは2輪のその線の細さ、安定感の少ないところも2輪の楽しさ、バイクを乗りこなしていくという行為においての面白さや奥の深さを形作っているのだと気づかせてくれるという事です。

ミナヅキとしては、トリシティ125の経験もあって、降雨でぬれた路面でも足下の不安感を払拭してくれて、遠慮することなくツーリングの行程をこなせるという部分にすごく好印象を抱いた事もあり、LMWはとても評価していたりします。

乾燥路面であれば楽しいはずのワインディングも雨の一降りで途端に神経をすり減らすだけの道路に早変わりしてしまうのは、正直なところ結構辛いだけになったりしますからね。
それが低減されるというだけでもメリットがある乗り物だと思います。


ところでトリシティ、スノータイヤで雪道をかなり走れるバイクになるわけですが、NIKENはどうなるんでしょうね…?
NIKEN用のスノータイヤ、出たら笑っちゃうところなんですけれどもね(笑