調べてみたら意外な事実に行き当たりました、ミナヅキです。
10月ですね、いかがおすごぢでしょうか。
昨日、10/1に話の流れで野辺地駅に駅弁であるとりめしを買い求めに行ってみたところ…
おやおや?
野辺地駅のとりめし。
経緯。
「野辺地駅のとりめしっていうのが気になる」
同居人がそう、口にしたのは9月の最終日である30日の夜でした。
その日の昼、仕事の関係で野辺地駅を利用した際に
【とりめし売り切れ】
と書かれた張り紙を目にし、それが気になり出したとの経緯で。
幼少の頃から何かあるとお土産として食べる機会があったとりめし。
高校時代に通学で利用していた野辺地駅で売っていたとりめし。
ミナヅキとしては「まぁ野辺地駅っつったらとりめしだよなぁ」くらいの認識で話を聞いていたので、その翌日、ちょうど休日なのもあって野辺地駅に立ち寄ってとりめしを購入していく事にしました。
野辺地駅にて。
ん????
ンンンンン~~~~~~~?
ミナヅキの古い記憶によると、とりめしは待合室の蕎麦屋さんで売っていた気もしたのですが、どうやら蕎麦屋では取扱がない模様。
まぁ何年ぶりの野辺地駅だよと思わなくもないので、販売システムが変わっていたりするのだろうなとは思いましたが、はて。
どこにもとりめしが見当たらない。
ツイッターを検索してみよう。
こういう状況が飲み込めないときはネットでの話題を検索してみるに限ります。
それもSNS。
野辺地が閉店ってことは、とりめしも買えなくなるのかなー
— ニグラス (@niggurath_) 2017年9月30日
野辺地で買えない野辺地とりめしになってしまうのかな?
— はちしき (@Maple703) 2017年9月30日
はてなブログに投稿しました #はてなブログ
野辺地とりめし – ヨシミ22歳のむつ市・下北半島近辺で待ってるhttps://t.co/uvCWdR9oOH— ヨシミ22歳 (@yoshimi22) 2017年9月26日
あ、ヨシミ22歳さんがネタにしていますね。
むつ下北界隈のブログは何件か知っていますがヨシミ22歳さんのところは結構目にする印象があります。

どうやら、嫌な予感は的中していたようで、ちょうど月が9月から10月に変わったその日、ちょうど昨日にて野辺地のとりめしは野辺地で購入できないようになってしまったようです。
伯養軒に電話してみた。
あまりにも唐突ですし「のへじえきのとりめし」をむかーしから続けてきたある種の伝統のようなものがあるので、そんなに簡単に販売しなくなるものなのかと疑問に思い、調理製造を行っている伯養軒に電凸してみました。
すると
「野辺地駅の売店が閉店したことによって、野辺地町内ではお買い求めいただけなくなってしまっています…。他には青森駅か新青森駅、もしくは伯養軒の青森営業所まで直接お越しいただければお買い求めいただけますが…。」
との事で、「のへじえきのとりめし」はついに野辺地で買えなくなってしまったようです。
非常に残念ですねぇ。
ちなみに「また野辺地での販売が出来るように検討はしていますが」とのコメントは頂きました。
まぁ100%その言葉をアテにするわけではありませんが、復活したらそれなりに嬉しいような気がします。
めっちゃ青森駅前ですね。
伯養軒というブランド。
ということで、記事にしてみた次第ですが、編集にあたって検索してみるとミナヅキが知らない事実がぽつぽつと。

経営難で2005年に破綻し、駅弁を含むフードサービス事業とホテル業を別々に東京の業者に譲渡しました。「伯養軒」のブランドは引き継がれたため、仙台や青森などでは一見して以前と変わらず駅弁を売っているように見えますが、
(中略)
一方で、その野辺地工場でとりめしを製造し、営業所の閉鎖を共にした従業員の有志が「あおもり青養軒」という会社を立ち上げ、昔ながらのレシピでとりめしを現地で製造しているという情報が、ネット上のサイトや新聞記事でちらほら紹介されています。
えっ。
要約すると
今の伯養軒はミナヅキが幼いころから親しんできた伯養軒とは別物。
昔のとりめしは「あおもり青養軒」のレシピ。
更にはこんな記事。

あおもり青養軒のとりめしは駅となりの観光案内所にあるらしいので、行ってみると、
「あおもり青養軒は何年も前に倒産し、いまはもうありません」
とのつれない答えが返ってきました。
つまるところ、今伯養軒のとりめしを調達出来たとしてもミナヅキが知っているあのとりめしではないという事っぽいです。
どーりで画像検索したときに違和感を感じるわけです。
画像で確認してみると?

こちらが2008年当時のとりめしの画像だそうです。
ミナヅキが知っているのは、この鶏肉が綺麗に並べられたとりめしなのですよね。

こちらが2017年のとりめしだそうです。
鶏肉の部位が違うのか、なんだかちょっとバラバラしています。
あとよく見るとたまごそぼろの粒も違うみたいです。
まとめ。
野辺地駅では購入出来なくなりましたが、とりめしそのものがなくなったわけではないという事でした。
しかしまぁ昔のとりめしを知っている人にしてみたら既に昔のとりめしそのものは消失してしまっており、今のとりめしはとりめしの形をした何かでしかないのかもしれません。
まずくはないけど、これなら大館のほうがおいしいなあ。
悲しみの7号線
そんな事言われると大館のとりめし、気になりますよねぇ。
追記
大館のとりめし、食べてみました。

追記その2。
そういえば年末に復活してたのを思い出しました。
これでもう唐突にとりめしが食べたくなっても取り置きしてもらうとか出来ますね!