Android Oneという選択肢。

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こんにちはあなたの隣のガジェッター、ミナヅキです。

Androidが国内で発売されたのが2009年、そこから順調にバージョンを重ねつつ国内でももはや数えきれないほどの端末が発売されました。ところが「ガラパゴスケータイ」と呼ばれる独自性を発展させた携帯電話端末が普及していた島国、日本。実はAndroid端末でも似たような道をたどりつつあります。

そこでこんなお話が飛び込んでまいりました。

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ワイモバイルは、国内初のAndroid Oneスマートフォン「507SH」を7月下旬に発売します。実質価格は1〜2万円。素のAndroidを搭載し、最低1年6か月間の最新OS保証がつくAndroid One端末ながら、防水やワンセグなど日本仕様にも対応。開発企画に携わったシャープの遠藤裕二氏に、507SHの裏話を聞いてきました。
情報源: Android Oも見据えるシャープのAndroid Oneスマホ「507SH」開発秘話。『3倍大変だった』 – Engadget Japanese

日本国内メーカー製のAndroid端末は「メーカーの独自色」を打ち出すことでそれを競争力としようとしました。これはスマートフォンやデジタルガジェットに限ったことではなく、むしろ自然な事とみることもできますが、Android端末の場合はその独自色というものをハードウェアに求めるかもしくはソフトウェアに求めるかあるいは両方かであり、数々の端末でいろいろな独自性の試行錯誤が繰り返されてきました。

二画面!!

しかし、結果的に見てしまえば強烈な個性を持った端末というものは継続して作られるという事はほとんどなく、最終的にはAndroid端末としての基本的な性能と快適さが備わっていれば後は筐体デザインで選ばれていることがほとんどなのではないでしょうか。メーカーのブランド力によるところも大きいかとは思いますが。

逆に言ってしまえばハードウェア的な独自色というものはほぼ均一化されていて、機種変更した際に大きく扱いが変わることもなく、その点に関してはとてもユーザライクになりつつあるのが現状と言えそうですが、困ったことにソフトウェア的な部分ではなかなかそうはいきませんでした。

Geekな方々やAndroidヘビーユーザなみなさんは実感としてすでにお持ちかとは思うのですが、OSの上に載っていて、日頃スマートフォンを利用する際に最も目にするであろうホームアプリの独自色はどんどん強くなっています。これは日本国内メーカーの端末が特に顕著で、ホームアプリや通知バー周りのガジェットや挙動が「親切心にあふれすぎていて複雑」という本末転倒な状況になっているものをよく目にします。

ごく最近、職場の人が機種変更してきたという最新端末を触らせてもらう機会があったのですが、目的の設定に至るためのルートやフローを形成するメニューがとても多く、「慣れればお好みの方法で」と言えるのかもしれませんが、初見では「これもAndroidか」とうなるばかりでした。

海外向けXperiaは面白いのだけれども。

こういったAndroidの現状に対してAndroidOSの開発元であるGoogleは「Android One」というブランドを展開しています。

Android Oneは、主に中東アジアなどの開発途上国新興国市場での流通を目的とした、ミドルからローエンドの低価格帯スマートフォンである。これらの国では裕福層が少なく、高価な端末を購入できる人が少ない。逆に安い端末となると性能が低すぎる上にアップデートが提供されない問題が起きている。Googleはこれらの問題を解消するために、Android Oneを市場に展開した。

Android One – Wikipedia

Android One端末はGoogleが定めた基準にほぼ沿った形での開発や設計がなされており、大きな独自仕様が盛り込まれないようにされているため、OSの次期バージョンへのアップデートが保証されています。

この次期バージョンへのアップデートという点で言えばiOS端末がAndroid端末に対して圧倒的なアドバンテージを誇っている部分で、裏を返せば自社製端末に自社製OSですのでこういったAndroid端末のような独自仕様によるアップデートの可否というものを考慮しなくて済むからです。

厳密に言えばスマートフォンではないTouchもiPhoneと比べても遜色がないデバイス。

基準が定められている、といえばAndroidではNEXUSシリーズがありますが、あちらは新機能やOSの新バージョンに対しての標準として作られているもので、低価格帯での標準端末とはまた意味合いが違います。

最新バージョンのアップデートが一番最初に配信されるという点ではメリットがとても大きい端末といえます。

こういった「標準仕様」のAndroid One端末、記事中のインタビューによれば

遠藤氏によれば、Android Oneにはプリインストールアプリに大きな制限はありません。重要なのは迅速なOS更新に対応できるかできないか。3社での検討時には、次期OSのAndroid Nougat(Android N)の次となる「Android O」までをも見据え、迅速なOSバージョンアップと両立できるローカルフィットの検討を重ねたといいます。


この日本向けのローカルフィットを満たすため、シャープは防水に加えて、迅速なOS更新を担保しつつ、ワンセグを『苦労して』実装。なお、FeliCaについては、どうしてもOSの迅速更新の支障になることから、導入は断念したとしています。また開発の初期には「エモパー」の搭載も話に上がったといいますが、結局は非搭載となりました。

とのことで、メーカーの独自色よりも次期バージョンへの互換性を優先し、プリインストールアプリを絞り込んで作ったという事になります。

写真で見る限りではホーム画面もAndorid標準のホームのようで、シンプルで使いやすいように思えます。

実はこのような端末は日本国内ではほとんど見かけることがなく、海外仕様の一部の端末や中国メーカーなどの端末だけでした。

おそらくはAndroidを使い慣れたユーザーの方は機種変更や新しい端末を購入した際に、ホームアプリの入れ替えをしてから使っていたりするケースが多いのではないかと思います。Playストアからインストールできるホームアプリであれば機種変更しても環境の引継ぎが簡単ですからね。

プリインストールされるアプリケーションが少ないというのは、アプリ一覧がすっきりしますし、端末の容量的にも幾分余裕が生まれるはずです。このような一見すると小さなメリットでしかないように見えることではありますが、普段何度となく操作を繰り返すスマートフォンだからこそ小さなストレスが少しでもない端末を選ぶべきではないかと考えます。

一度海外向けの素に近いAndroid端末に触れてみるとそのシンプルさや気軽さに、ある種のカルチャーショックを受けるかもしれません。

そんな機会が今、手元にやってくるのかもしれない、というものがこのAndroid One「507SH」という端末というお話でした。

もしかしたらそこにAndroidというスマートフォンの本質が見える…かもしれませんね。

Xperia Sola MT27i
日本国内未発売の端末の国際版です。古いんでおすすめはしませんが(笑
Xperiaの国際版はバリエーション豊かで見ているだけでも面白いです。