釜臥山に登ってきたという話。

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ここだけの話ですが、登って降りてくるだけならそんなに出費しません。
ミナヅキです、いかがお過ごしでしょうか。

今回は地元の対岸に見える下北半島の表のシンボル的な山、釜臥山(かまふせやま)に登ってきました。
前半と後半で全然印象が違う登山コースでなかなか手ごわいところでした。

釜臥山。

釜臥山 - Wikipedia

クルマで行けば、恐山街道から展望台まで登って行けて、そこから頂上まで階段がついているようなところです。
そういう意味では山頂に登るというだけなら簡単に行けるところなのですが、登山道もあるという事なので今回はそちらを登ってみたいと思います。

出発。

地元のゆとりの駐車場ですね。
むつ湾を挟んでひときわ高く見える山が釜臥山です。

冬になるとスキー場コースが白く見え、ナイターの照明が見えるわけですが、夏場はそこが登山道の一部を構成します。

登山口へは水源池公園や釜臥山スキー場あたりをナビに設定して向かうといいかもしれません。

現地。

スキー場の少し下には水源池公園の北駐車場が整備されていて出入りし易いので今回はここを出発点にします。

もうこの時点で入り江の景色が綺麗だなと感じさせられます。

目標が明確です。
なにせレーダー施設が目立つ。

ちなみにこの日の予報は晴れで20℃少々。
登山日和。

登山道前半。

駐車場から登っていくとスキー場の施設が見えます。
っていうか歩きはじめからこの斜度ですが、大体ずっとこんな感じのコースです。

リフト乗り場のところに登山コースの案内が書いてありますね。

山頂まで2時間30分だそうです。
今までの経験からみて、ミナヅキは別に歩くのが速いというわけでもないので、標準コースタイムがしっかり目安になる感じです。

動くことのないリフトと草で覆われたゲレンデの真ん中の道を登っていきます。
遥か昔に荒廃した文明の遺跡を探検しているような錯覚を覚えます。

ここ、ゲレンデを登っている最中はずっとこんな感じです。

すすき。早くも秋を感じるような風景ではあります。

スタート地点から30分ほどで第2リフト乗り場が見えてきました。

第1リフト乗り場から20分程度なのでほぼほぼペース通りという感じです。

第2リフト乗り場からは草と土の路面になります。
うーん、両脇の草が元気一杯だなぁ…。

第2リフト乗り場から6分程度、開けたところの左手に水場があります。

コップが置いてある。親切。

水にはまだ困っていないので手を濡らして顔にぴしゃぴしゃするだけでした。
冷たくて気持ちいい。

入り江の全体が徐々に見える高さになってきました。

しかしここ、展望がいいだけに日陰になるものがなく、直射日光を避けられないので本当に暑い。
両脇の草があって風が直接あたらないので、それも手伝ってか少しむわむわするといいますか。

おっ、なんか君ちいさいね。

ある程度登るとゲレンデの右から左へと抜けてリフトの下をくぐるような緩やかな登りになります。
ここからむつ市街地が一望出来、また画像の真ん中奥側には尻屋崎と桑畑山まで見えます。

もともと下北半島は恐山と桑畑山と吹越烏帽子のあたりの高い山がそれぞれ離れた島で、海流に運ばれた砂が堆積して平地になり繋がった半島になったと言われています。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/7b/Shimokita_Peninsula_Relief_Map%2C_SRTM-1.jpg

画像で地形図を見ると想像しやすいかもしれませんが、黄色~赤の色がついているところ以外はほぼほぼ存在しなかったというわけですね。

休憩小屋。

お昼のチャイムを聞きながら休憩小屋に入ろうとすると、入り口が開け放たれていて、また階段のところにはトレッキングポールが置いてあります。
どうやら先客がいるようです。

10分程度雑談をして先客のおぢさまを見送りました。

お気をつけて。

小屋は展望台を兼ねているような造りでとても見晴らしがいいです。

小屋の備品を見ると緊急時の避難小屋も兼ねている事がわかります。
なんだかこの山に関わっている人たちの息遣いを感じますね。

おぢさまがペラペラやっていたノート、山の落書き帳と題された山小屋ノートでした。
小屋には3冊備え付けられており、3冊目は5月後半からのものになっていました。
パラパラと見てみると、毎週のように登ってきているヌシのような人もいれば、先程のおぢさまも定期的に書き込みをしているようでした。

またみんな「シラネアオイ」が咲いているポイントを報告しているのですが、そんなに珍しい花なのかしら…?

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A9%E3%83%8D%E3%82%A2%E3%82%AA%E3%82%A4

キンポウゲ科(シラネアオイ科として分けることも多い)シラネアオイ属の多年草の1種。深山の植物。日本固有種の1属1種である[1]。

日本の以下の都道府県でレッドリストの指定を受けている[2]。
絶滅危惧I類 – 栃木県
絶滅危惧II類 – 宮城県、長野県(シロバナシラネアオイを含む)
絶滅危急種 – 北海道(環境省の絶滅危惧II類相当)
準絶滅危惧 – 秋田県、福島県、群馬県

珍しいどころじゃなかったですね、レッドリスト入りでした。

帰りに見つけられるかしら?

少し長居しましたが、山頂まではまだまだあります。

登山道後半。

小屋から出ると蝶々がひらひら。
山の蝶は大きいんですよね。

535ピーク脇のケルン。
ここから一旦下ってまた登ります。

普通に祠だったようです。

入り江の先の方などには防空壕やトーチカ跡とかがあるようですが…。
あと大間方面とか。

祠の周辺は少しガレ場になっています。
スキマにトレッキングポール挿してしまうと折れたりするので注意しましょう。

これどんぐりになるのかな。

画像ではわかりづらいですが結構な斜度になってます。

気づくとすっぽりと植生の中…。

足に疲労感を感じたので身動きが取れなくなる前に休憩出来るところで休憩。
程よい大きさの大岩があったんですよね。
すこし長居してしまいました。

雨水などにより浸食されて段差が大きい路面をえっちらおっちら登っていくと絶壁が見えてきます。

薬師天の巨石群という立て札がありました。
ここも展望がよく、少し広場になっています。

ロープ場がツーステップ。
頑張って登りましょう。

ロープ場のすぐ先にはガレ場があります。
バリエーション豊かな登山コースですね…。

ガレ場を登りきり続いてる登山コースから振り返るとこのような展望が望めます。
吹き上げてくる風で汗が冷やされます。

自衛隊レーダー施設の柵沿いの道を歩いて行きます。
スキー場のゲレンデや山小屋が見えますね。

山頂到着。

お社がありました。

水準点!

ついでに監視カメラがついています。

あまり挙動不審な真似や火気をちらつかせてお叱りをいただくのもなんなので少し下って昼食を取ることにしました。

昼食。

ガレ場は登りより下りのほうが難しい。
登りは体力、下りは技術。

お湯150ml

入れて

復路。

全体的に日当たりがよい登山コースなのであんまりキノコは見掛けませんでした。

下りはスリッピーな土質とその上にのった細かな砂利で3回くらい足を滑らせて後ろに転びました。
まぁ下りなのでお尻と地面が近いために大きく打ち付けるということもなく座り込むような感じで済みますが…。

途中で水を飲みきったので水場で少し水を飲みました。
水場ありがたし。

ゲレンデの下りもやはり足が滑りやすくて焦らず急がずゆっくり下ってきました。
もう足が疲れてたんだと思います。

下山。

本当に山小屋から1時間でした。

感想。

休憩時間込みでゆっくりと往復して6時間でした。
スローハイクですね。

ゲレンデから山小屋まではレクリエーション的に登れますが、山小屋から山頂方面へはそれなりの登山経験と忍耐が欲しくなるようなルートだなと感じました。

お弁当を背負って山小屋までピクニックという楽しみ方がオススメかもしれません。
山頂付近の景色もいいのですが、なにせクルマで展望台方面からでもアクセス出来るので山登りにこだわるのでなければ登山道から登らなくてもいいような気がしないでもないです。

今まで登ってみた山の中では一番登りづらい印象を受けました。
登山のトレーニングには向いているかもしれませんね。
近場でアクセスがよく体力の維持向上と登山に必要な足運びや根気を詰めたいのであればオススメ出来るかもしれません。

山頂がもう少し広くて芝生だったらのんびりできそうなんですけどね!

『釜臥山に登ってきたという話。』へのコメント

  1. 名前:kumax aomori 投稿日:2017/08/31(木) 18:59:41 ID:afca96947 返信

    登山&レポートお疲れ様です。
    最近西津軽方面でストリートビューを上げまくってるkumax_aomoriです。もうSVだけで750枚アップしています。

    >リゾット
    てっきりオートミールかな? フルグラをコーヒーミルク+水で作ったシリアル粥かな?とか思ったらリゾットでしたか。 ちなみに私の部屋には非常食としてプライベートブランドのフルグラが、粉末コーヒーミルクと一緒に1ヶ月分以上備蓄されています。
    >小さいね
    カナヘビなのかな?
    >どんぐり
    カシワですね。葉っぱが特徴的です。かしわ餅が食べたくなりました。
    >釜臥山
    車では何度か登ったことがあります。眺めが良さそうですね。
    >トーチカ跡
    知りませんでした。いつか RICOH THETA を持って撮影に行きたいです。

    ではでは。

    • 名前:ミナヅキ ヨモギ 投稿日:2017/09/01(金) 11:09:24 ID:403803d7b 返信

      いつもコメントありがとうございます。
      SVは必然的に枚数あがるので満足感ありますよねー。

      >リゾット
      縦走登山の人は行動食にフルグラっていう人もいらっしゃるようですね。
      本当は山の上で焼いたり炒めたりもしたいところもあるのですが、荷物増やすのに抵抗があるのでまだまだ気が向きませんね…。

      >カナヘビ
      実は撮影して顔をあげたら、その3mほど先に3倍ほど大きなヤツがいたので単純に子供だったのかなと感じました。
      山歩いてると結構見掛ける人たちですよね。
      ほっこりします。

      >カシワ
      言われてみればお餅くるんでる葉っぱですね。
      カシワの実って今あらためて検索してみたんですけど、あのよく落ちてるふさふさの正体がこいつなんですねぇ。
      勉強になる…。

      >釜臥山
      クルマでアクセス出来る展望台のほうが有名で、登山道ってマイナーなのかもしれませんね。
      まぁ最終的に頂上にたどり着くのは一緒ですし…。
      登山コースじゃないと到達出来ないっていうようなてっぺん感は薄いかもしれません。

      >トーチカ跡
      入江、芦崎のほうは防空壕と見張り台とのことでした。
      また芦崎そのものは自衛隊の管理下にあるので、立ち入りは出来ないですね。
      大間方面にあるトーチカ跡などは愛好家の方が情報をあげてますね。

      大間崎砲台 : http://www006.upp.so-net.ne.jp/fortress/tsugaru/omaz.htm

      本州最北端の守りの要所だったわけですよねぇ。
      調べてみると青森県は結構こういうポイントが多いように感じます。
      ローカルガイド冥利に尽きる地域かもしれないですね。