「ローカルガイドをやっています」という意識。

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「私、ローカルガイドなので。」
ミナヅキです。最近飲食店に行くと同席者にこのように断って食べ物の画像を撮ったりします。
だいぶ意識が高くなってきたのではないかと我ながら思います。
もちろん笑うべきところです。

さてそんなローカルガイド生活なのですが、先日訪れたカフェでオーナーの方とつい話し込んでしまったことがありました。
平日の午後でしたね。
こじんまりとした見通しの良い店内でミートソースを食べて、食後にオリジナルブレンドのコーヒーをお願いしました。

店内の客はミナヅキ一人で、雰囲気を察してくれたのか、はたまたあまり気にしない方なのか、ミナヅキの二回りほど年上であろう女性オーナーは奥の方でタオルを干していたりしました。

「ここのお店はどれくらいになるんですか?」

店内の壁やインテリアを見ると綺麗で真新しくも見えるのですが、フロアの木目のスレ具合やワックスの剥がれ具合を見ると実はそこそこ時間を感じさせるものでした。

運ばれてきたオリジナルブレンドを一口すすり、軽い気持ちで女性オーナーに聞いてみました。

「移築してから10年くらいかなー。元の場所でやってたのも含めると30年くらい」

どうやら思った以上に古くからあるカフェのようです。

そんな小さな疑問から会話が始まりました。
ローカルガイド生活をしていてお店のオーナーさんとタイマンで話込むことになったのは実は初めてでした。

「実はクチコミを書いて回っておりまして。」

今思うと完全に悪手ではあったのですが、いい機会なので身分を明かした上で話を伺ってみることにしました。

「私はネットとか疎くてほとんど使わないんだけど、たまに見るかな」

といい、また

「書いた本人はそんなつもりじゃないのかもしれないけれど、やっぱり悪く書かれているように思えてしまう」

ともおっしゃってました。
そうなんですよね、ただおそらくどこのお店でも似たようなものだと思いますし、来客数が増えれば例え全体の1%でも数字としては大きくなりますからねぇ…

ただこれはインターネットのレビュー系の書き込みを見慣れている人であればわかるとは思うのですが、わざわざレビューやクチコミを書きに来る人というのはクレームや不満を持った人の割合のほうが多かったりするのですよね。
満足している人もしくは不満を感じなかった人は意外と書き込みをしなかったりするというあれです。

スマートフォンのAppストアとかでそういう傾向が強いように思えます。

実際どうかといえば。

そのときに感じた一瞬の引っ掛かりや間の悪さが全体の印象になってしまっているケースがほとんどなのではないかなと感じています。

まぁお客さんにしてみればその一度の来訪がそのお店の印象すべてであるといえますし、なかなか難しいところではあります。

あとクレームや悪評価にしても、率直な感想であって悪意から来ているものではないように思えるのですよね、第三者として観察するに。

私のように頼まれもしないのに複数行に渡って長文でクチコミを書いている人ってあまりいないような印象です。

ただ、クチコミとしてせっかく書き込みをするのであれば、目にした人の役に立つ事を書き残して置きたいなと思うんですよね。

「気にするほどじゃないんですけどねぇ。」

どうもこの女性オーナーさんは「価格設定が高い」というようなクチコミをどこかのサイトで見かけたらしくそれを気にされていたようでしたが、後日それらしいクチコミを探してみると
「フランチャイズのコーヒースタンドやファストフード店のそれと比べてしまうと若干割高ではあるけれど」
という程度のものでした。

カフェや喫茶店とフランチャイズのメニューを比べてしまうのはさすがに条件が違いすぎますが、それでも直接評価される側の立場としては些細な一言でも気になってしまうのだろうなぁと。

私ミナヅキ個人としてはTwitterなどで創作をしている人たちやその界隈と付き合いがありますし、なにより自分自身で下手なりにも音楽を作って公開していた身ですので、ほんの小さな評価や一言が気になるというのもわからなくはないです。

またこのように「作品を世の中に発表する」というのと同じように「お店を構えて商品を提供する」というからには相応に何かしらのレスポンスや評価がつくようになっているのですよね。
ただし、悪意がある評価やマイナス評価みたいなものは全体の1割しかなかったりしますし、その1割に限ってわざわざ書き込める場所に書き込んでいたりとかするケースが多かったりします。

ビジネス書なんかでは「クレームの内容こそ業務改善のヒント」などと言われていたりしますし、自分で気づいていない不足事項等を発見したりするためのよい材料だったりもするのですよね。
低評価を受けてしまった事に囚われすぎるのはかえってマイナスだったりします。
やはり「パッと動いてサッと改善」出来るような身軽さが流れを良くする秘訣だったりするのかもしれません。

とりあえず、人前に何かを出す以上は、出した以上は何かしらの評価がつくという事は大前提だろうなとは思うところです。

「悪いようには書いてないですヨ。」

当然、私自身はお店の評判を落とすためにローカルガイドプログラムに参加しているわけではないですし、よほど気になる事があるでもなければ、無難な感想を述べるに留めています。

どちらかというと、可能な限り公平な視点で記述出来るような、店内の雰囲気やサービス内容などを気にするようにしていますし、店舗情報の欄の営業時間帯や定休日の情報収集のために足を運んでいる部分が強いです。

あくまでもGoogleMapのデータを実地調査して回っている感じなのですよねぇ。
データが無いお店というものは、たとえ検索にあがってきても
「メニューがわからない」「雰囲気がわからない」「営業時間がわからない」
などというだけで客足が遠くなる可能性が大いにあるわけです。
事実、行ってみたら昼休憩中だったとか定休日だったというのは利用客側の損失となりますし、それを数回経験した結果、ネットで調べて営業時間が出てこない店は選択候補から外すというのが空振りを回避する最適解になってしまったりするわけです。

検索結果と機会損失が直結する時代。

GoogleMap及び飲食店情報サイト、自社公式サイトで営業時間やサービス内容が確認出来ないというのはそれだけで機会損失をするという時代になったと言っても過言ではないでしょう。

個人的には自分が追加した情報を見て、お店へ訪れてみようと思った人がいればこれ幸いといった程度でやっています。
しかしながらそのお店のオーナーは「私は積極的にお客さんをいれて繁盛させようとかあんまり思ってなくて」ともおっしゃってました。
それもその方のスタンスではあるでしょうし、私の考え方とお店の経営者の方で意見が一致しないというのは大いにあるでしょう。

一瞬、オーナーさんにしてみたら大きなお世話なのかなとも思いましたが、私の行動はあくまでもGoogleMapの情報を埋める事が第一であり、その結果としてお店への客入りが増えたらそれはGoogleMapの利便性の結果がもたらしたものというだけであるので、オーナーさんやお店のためにやっていることではないのですよね。
混同してしまいそうな部分ではありますが厳密には違うのですよね。

空欄を埋めていきたいだけなのです。

ローカルガイドプログラムは誰でも参加できる。

誰でも参加出来る以上、大まかなルールを守っていればその範囲内で個人がとれるスタンスというものは個人の数だけあるといえるでしょう。

ひたすら気になったところだけを書き残すというものも、お店の改善のヒントになる可能性もありますし、クチコミを参照したユーザの利便性に資することもあるでしょう。
クレームやマイナス評価も立派な情報です。

誰でも参加できてどんな姿勢でも出来るからこそ、自分の立ち位置を再確認し、自分の役割を自分で設定する必要が出てくるのかもしれません。

最初はただ漫然と書き込みをしていってもいいと思います。
それを飽きるまでやっても別に悪いことではないでしょう。
個人の自由です。

ただ、それ以上の意義や目的を意識しようとした場合、やはりある程度の型を自分で選ぶ必要はあるだろうなと感じました。
ローカルガイドプログラムで付与されるレベルは5段階でしかなく、案外単純に達成する事が出来る数字ではありますが、そこに自分なりに満足感や達成感を見出すのであれば、自分の書き込みに責任を持つべきかなと感じました。

自由に参加出来るローカルガイドプログラムです。
自由なスタンスで構いません。
だからこそ私ミナヅキは再度言いたいと思います。

「私、ローカルガイドなので。」