『日本をゆっくり走ってみたよ ~あの娘のために日本一周~ 』の雑感を書いた記事。

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Amazonプライム会員なミナヅキです。
いかがお過ごしでしょうか。

青森の僻地で生活していると送料の面だけでもモトがとれているような気がします。
今回はそんなプライム会員限定で視聴することが出来ていたドラマの感想文です。

バイクのドラマでした。

日本をゆっくり走ってみたよ ~あの娘のために日本一周~ | 動画 | Amazonビデオ
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「日本一周してあの娘にふさわしい強い男になる!」人生に行き詰まったマンガ家・吉本浩二は、ただただ好きな女の子への思いを胸に、バイクで日本一周を目指す。久々の学友との再会やハプニングを不器用かつマイペースに越えていく吉本。そんな姿と日本各地の景色と共に届くのは、些細だけど心に残る、普通の人々のおかしみや切なさ・・・。実録マンガをもとにした、アラサー純愛ロードムービー。 出演:濱田岳/本仮屋ユイカ/山崎紘菜 ほか 原作:吉本浩二「日本をゆっくり走ってみたよ~あの娘のために日本一周~」(「漫画アクション」双葉社刊) 脚本:前田司郎 音楽:遠藤浩二 監督:湯浅典子、藤井道人、北川瞳  Copyright 2017 Televider Entertainment Inc.

ということで、濱田岳がバイクに乗って日本一周をするというようなドラマだったわけですが、結構好き嫌いはわかれるかな?と感じました。

日常系…?

バイクで日本一周をすると言っても大きなドラマがあるわけでもなく、ただ旅先で出会った人々との他愛ないエピソードと会話で本編が構成されます。
なので何かドラマチックな展開を期待すると肩透かしをくらうかもしれませんが、ただ淡々と過ぎていく日常というものは現実的な一面であるとする事もでき、これはこれで一つのリアリティなのかもしれないと思うことも出来ます。

実際にミナヅキもバイクに乗ってツーリングして周る人間なのでなんとなくこの辺の空気感はわかる気がします。
ドラマなんて特に無いんですよね。
たまに行きずりの人に声を掛けられたりとかはしますが、他愛もない会話をして終わる程度です。
それで普通だと思いますし、ドラマなんて特に期待して生活しているわけではないですからねぇ。

さすがに「案内してあげるよ!同じバイク乗りとして!」みたいな変なおぢさまにお世話をされたりとかはないのですが、まぁでもあーゆー人もいることにはいるかもしれないな…というような感じで。
(道の駅や観光スポットで俗に言うナンシーおじさんに遭遇したことは数回ありますが…

「なんで?」

主人公である吉本が行く先々で出会った人たちに日本一周していると身の上を明かすと、それを聞いた人たちはお約束のように同じ言葉をいいます。

「えっ、なんで?なんで日本一周?」

バイク乗り界隈の人間としては一度たりとも疑問に思ったことはなかったのでびっくりしたものでしたが、しかしながら言われてみれば至極当然な言葉なのかもしれません。
バイクに乗っている側の人間であれば「時間と予算と体力が許す限りどこまででも走っていきたいゾ~~~」という人は多いと思いますし、そうじゃなくてもバイク乗ったらいつかは北海道バイク乗ったらいつかは最北端バイク乗ったら日本一周…というようなものってどこかに共通認識として浮かんでいたりするわけじゃないですか。自分が実際にそれを行うかどうかは別としても。
もっと距離感をおいて「そういう風潮あるよね、俺はよくわかんないけど」という感じで。

しかし、一般の方にはそういったものが前提として存在しないので、ツーリングしたり遠出したりするためには何らかの理由があって然るべきと思うのかもしれません。
だから「なんで日本一周するの?」というのかもしれません。

日本一周して強い男に?

旅は人を成長させる、旅は人を大きく変える…などと言いますが、一口に旅といっても色々な方法やスタイルがありますよね。
ミナヅキが思うには歩き旅や自転車旅なんかの自信の体力に依存したような旅であれば心身ともに成長をすることもできて、強い男にもなるのかもしれませんが、バイクでの旅はどうでしょうか?

少なくともバイクや自動車の旅はとてもイージーで、ともすれば日常の延長に乗っかっている楽しい旅なんじゃないかな?と思います。
あ、あくまでも個人的な感想ですよ、念のため。

実際にツーリングをしていると「来るところまで来たなー!」という達成感のようなものはあったりしますが、ガス欠で山の登りを10kmほどバイクを押して歩いたというようなトラブルでもなければやっぱりどこまでいっても気楽な旅というのが基本となるような気がするんですよね。
楽しいから毎年バイク乗ってられるとは思うんですけれども…(笑

楽しい思い出は増えますが、成長したり強くなれるほどの体験って望むほどは得られ難いように感じました。

はたして、主人公は日本一周の後に成長出来たのでしょうか?
(ここまで否定しておいてその振りは無茶がある

濱田岳という役者。

このドラマを見ている中で最も画面に映るのが主人公役を務める濱田岳なのですが、この人の演技らしくない演技はとても面白いと思います。
ミナヅキとしては観ながら「ここ台本なくてほぼアドリブでやってんじゃないの?w」と思うシーンがとても多くて、正直なんかグダグダでだるんだるんなシーンも多かったりします。
しかしそのテンポというか空気感に慣れてくれば会話を追わなくてもなんとなく成立するドラマなんだと思えてきて、ダラダラと観ていてもいいんだなと感じました。

大きな事件も大きな波もないけれども、それが日常らしいなというような作品です。

総評。

バイクで日本一周をするドラマ…と期待して見ると、それほど主人公はバイクへの熱が高いわけでもなく、それっぽいスポットを走ったりしているシーンはありますが大げさに紹介する事もなく、やはりそのへんは実際にツーリングをしているライダーの感覚の生っぽさに近いドラマなのかなと感じました。

おそらくこれはバイクに乗っていない人にはちょっと伝わりづらいんじゃないかとは思いますが、終始ダラダラとした感じのこの作品の空気感ってなんだかまっすぐな田舎の道路をゆっくり走っているときの感覚に似ているような気がします。
飽きるという人もいるかもしれませんが、あの感覚って気持ちよくなってくるというか変なトリップ感があったりするんですよね。

作品で描かれる内容や会話そのものよりも、全体を通して漂うこのダラダラとした空気感こそがこの作品の魅力なのではないでしょうか。

ぶっちゃけ、何も起こりません。
何も起こらないのですが、それでいいんです。
強い人間になろうだとか、そんな力んだ理由も崇高な目標も必要なんかなくて、ただダラダラと思い立ったときにバイクにまたがって軽い気持ちで旅に出ることが出来る。
そして気が向いたところで引き返してふらふらっと自宅に帰ってくることが出来る。

これこそがバイクの楽しさであり魅力なのかもしれません。
ミナヅキはこの作品にそういったメッセージを感じ取りました。

ゼンブレンタルジャーニーの歌詞 | 奥田民生
奥田民生の「ゼンブレンタルジャーニー」の歌詞を提供中。カバン 上着 車 ランプと地球儀も借りた・・・

強くおすすめしますか?

いいえ。

誰かにおすすめするような作品ではないかもしれません。
しかし何かを感じてこの作品を視聴した人のほんの一握りにでも、こういった空気を感じ取ってもらえたらそれでいいんじゃないかと思います。

バイクに乗るのに理由なんていらないんですよね。
重々わかっている事です。