OruxMapsがVer.7になったので新機能の解説をしてみる記事。

スポンサーリンク
この記事は 1242 くらいで読めます。

OruxMaps Ver.7だそうです、ミナヅキです。

冬期間でバイクツーリングのオフシーズンなのでしばらくOruxMaps自体を開かずにいたところ、なにやらメジャーバージョンアップを果たしていたようです。

画面構成が見直されて流行りのドロワーメニュー形式になっていますが…はて?

OruxMaps Ver.7の新機能。

スクリーンショットと更新履歴を照らし合わせながら記事を書いてみようと思ったのですが、公式サイト (oruxmaps.com)のマニュアルでしっかり解説されていたのでそちらから切り出してみようと思います。

Manual

1. Added a navigation drawer panel.
(ナビゲーションドロワーパネルの追加)

見ての通りなのですが、画面左端からスワイプすると縦型のドロワーが表示されるようになり、今まであった画面上部のメニューバー(OruxMapsではAcrion Barと呼ばれる)が廃止されています。

ただし、これは完全にこの形式で固定されたというわけではなく
the action bar or both.
との事で従来のアクションバーと切り替えが出来ます。

設定 → ユーザーインターフェース → 様々なUI 

クリックで拡大。

2. Track properties in one display. 
(トラックの詳細が1画面に)

ミナヅキの記憶が正しければ、統計や共有などのメニューはプロパティを開く1階層手前の、リストの選択メニューのほうにあった気がします。

プロパティの中にメニューがあるということは、ログの詳細を確認した上での編集や削除の操作になるので誤操作の低減が期待出来るかもしれません。

旧メニューでは3段目に Delete from database の項目が見えます。
(クリックで拡大)

3.
• added direction arrows to the route path.
• added distance wpt indicators .
• active route painted using colors based on slope.
(ルートの表示に進行方向の矢印を追加、wpt間の距離の表示、斜度に基づいた着色)

なげーなおい…

えぇと、前回OruxMaps講座で取り上げた箇所が早速変更になっていますね、これは。

【OruxMaps講座】「過去の走行ログを読み出してみよう」編
OruxMaps講座その3です、ミナヅキです。 前回は「移動した経路の記録の方法」「移動時間と記録時間」「統計の表示方法」「記録したトラック表示のクリア」を解説しました。 今回は過去に記録したトラックを読み込み、そのトラックに継続して記録をするという操作をしてみましょう。 宿泊する場合など、宿泊地に到着して記録を停止、明朝の出発時に記録の再開をするような場合に必要な操作となります。

以前まではトラック、走行記録は青い矢印の表示だったのですが、今回からは方向を示す矢印の部分が黒に統一されました。
これら3項目も設定で以前の表示に戻す事が出来ます。
設定 → ユーザインタフェース → トラック

新表示のこのログは八幡平アスピーテラインの頂上休憩所付近ですね。
(クリックで拡大)

画像の中にも書き入れましたが、左側西のほうから登ってきて、右側東のほうに下っています。
距離の表示はしっかりウェイポイントの作成をしていればその区間の表示がされるのかもしれませんが、ミナヅキの使い方だと1kmごとの表示になっています。
非表示でも良さそう…

往復で同じ経路を移動した場合には<><><><>という矢印で同軸表示になるので以前よりは見やすくなったように思います。

4. Added new track tool: measure distances.
(ルートに沿った区間距離計算機能の追加)

なんのこっちゃろうかと思いましたが、こういう感じです。

ドロワーメニューの中にあるこのツールですね。

これを選択するとマップの下のほうにツールボックスが表示されます[画像A]
計算の起点となるルート上のポイントをタップします。緑のwptが表示されます[画像B]
計算の終点となるルート上のポイントをタップします。赤のwptが表示されます[画像C]
この時にマップ下側のツールボックス付近に計測された距離が表示されます。

この後に続けてルート上のポイントをタップすると、緑のwptはそのままに赤のwptが移動するので基点となる緑のwptを中心とした距離の測定を連続して行えます[画像D]

5. Added IBP index calculation. 
(IBP指数計算を追加)

IBP INDEX - IBP INDEX
The IBP index is an automatic valuation system that scores the hardness of a mountain bike, road bike, hiking or running route.

IBPインデックスは、山または自転車ルートの難易度または正確な数値を生成する走行軌跡を分析するアルゴリズムです。
私たちの指数は、さまざまなトレイルの難易度を比較するのに役立ちます。
経路の難しさの尺度は、必要な努力とは異なります.IBPインデックスが60のルートは、初心者にとっては非常に難しく、平均的な準備をしている人にとってはかなり普通のルートであり、プロのサイクリストにとっては非常に快適です比較表参照)
IBP INDEX – IBP INDEX

OruxMapsはウォーキングやランニング、マウンテントレイルなどアウトドアアクティビティに幅広く対応したマップアプリなので、心拍数計やロードバイク用のサイクルコンピュータなどの各種センサーとも連動させる事が出来ます。
そういった性格からこのIBPインデックスの計算に対応したというのはOruxMapsが目指しているアクティビティトラッカーとしての側面を意識させるアップデートと言えるでしょう。

設定項目の中にある Sensor がそれらのセンサー類の調整になっています。
外部機器との連携になるのでスマートフォン単体で調整できる項目は基本的にありませんね。

使い方はトラックのプロパティを開いた画面の下にあるボタンからです。

オンラインサービスに接続されるので通信できる環境で操作する必要がありますが、ボタン一つでIBPインデックスの計算結果を表示してくれます。
登山したときの記録で計測してみました。
タイプが登山となっているところを確認してくださいね。
IBPインデックスは59でした。

登山初心者であればVeryHighという指標になります。

6. New drag&drop listview libraries .
(ドラッグ&ドロップの操作方法が新しく)

wpts list and dashboard controls
なのでこの辺の項目ですね。

この設定画面でのドラッグアンドドロップによる並べ替え操作が改善されています。
どっちも並べ替え項目が多くなりがちな要素なので操作感の改善は嬉しいポイントかもしれません。

7. New folder, put there the
onlinemapsources.xml file with your maps.
This file is not removed/modified by
the app.
(新しいフォルダーを追加。アプリによって変更されない)

どういうことかと言いますと「利用できるオンラインマップの設定ファイル(onlinemapsources.xml)」がアップデートの都度上書きされていたのですよね。
これは利用者がカスタマイズして使っている場合に置いてアップデートの都度上書きされると、またxmlファイルを編集したり書き戻したりして対応するしかなかったのです。

しかし、Ver7から追加された新しいフォルダ (oruxmaps/mapfiles/customonlinemaps/)の中にカスタマイズした設定ファイルを置くことでこれらを回避出来るようになりました。

とても便利な、そして要望が多かった更新なのかもしれません。

→onlinemapsources.xmlをいじる理由。

というかクリックで拡大。

当サイトでは明言を避けてきた項目になるのですが、今回OruxMapsのマニュアルドキュメントを見ていて気づいたのでこっそり書きます。

実は以前のバージョンでは○oogleMapが利用できていたのですがあるところからオンラインマップ一覧から消えました。

レビューなどでは改悪だとかで低評価を残していく人が出るようになったわけですが、実はこのオンラインマップソースの設定ファイルに追記するだけで以前と同じように利用出来るのですよね。

当然ミナヅキもそのようにして使っていますが、公式サイトなどではその事に関しては明示していません。
日本語のブログで解説している記事はいくつかありますが、基本的には自己責任であるわけですし、またわざわざ公式のアップデートでそのまま利用できなくしたという事情を考えるとGoogle側からいちゃもんがついたのかもしれません。
(オフラインマップ作成時のマップタイルの読み込みは負荷が大きそうですし)

まぁそんなわけで「知っていてもあんまり教えたくない」という空気が漂っているために明言を控えてきたわけですが、画像をご覧の通り、公式のマニュアルにひっそりというかちゃっかりと○oogleMapの設定の仕方が書かれています。

設定ファイルを覗いてもonlinemapsource uid=”3″から始まる不自然さで微妙にチラつかせた感じを残しているので、まぁ多分きっとそういうユーモアなんだろうなというところでしょう。
まぁ興味がある方は検索してみてください。
ちゃんと解説されている記事が出てきますので…。

8. New options to the display rotation.
(画面の回転に新しいオプション)

まぁこれはスマートフォンのアプリではよくある項目ですよね。
以前はどういうオプションだったかな…。

マップを見る時に縦画面か横画面かが決まりきっている人はforce landscapeやforce portraitに設定しておいてもいいかもしれませんね。

9. Improved AIS (nautical).
(改良されたAIS)

これまたなんのこっちゃと感じる項目ですが、OruxMapsは船舶識別システムにも対応しているのですね。
利用するには対応機器との接続が必要となりますが、このようなサービスとして利用されています。

AIS ライブ船舶マップ | ライブ交通マップ | 冒険あそび倉庫
AIS(自動船舶識別装置)情報に基づいて大阪湾および紀伊水道の周辺を航行する大型船舶の位置をライブでマップに表示しています。 自動更新あり(60秒ごと)となしのタイプのマップを掲載しています。
自衛隊の護衛艦からタンカーに客船まで、世界を行き交う船の位置が見られる「ライブ船舶マップ」を使ってみた
洋上を航行してる無数の船の位置情報や行き先などを地図上に表示して見られるウェブサービスが「ライブ船舶マップ」です。このサービスは300トン以上の国際航海をする船舶などに搭載が義務づけられている A

洋上を航行してる無数の船の位置情報や行き先などを地図上に表示して見られるウェブサービスが「ライブ船舶マップ」です。このサービスは300トン以上の国際航海をする船舶などに搭載が義務づけられている AIS(自動船舶識別装置/Automatic Identification System)から送られてくる船名や位置、針路などの情報をGoogleマップ上に表示するもので、世界のあらゆる場所をどんな船が行き交っているのかを見ることが可能となっています。
自衛隊の護衛艦からタンカーに客船まで、世界を行き交う船の位置が見られる「ライブ船舶マップ」を使ってみた – GIGAZINE

10.Removed ‘advanced settings’ checkbox.
(advanced settingsチェックボックスの削除)

さて、これはもはや旧バージョンで確認しないとわからないくらいの項目です。
詳細不明ですね…

11. New dashboard fields .
(ダッシュボードの新しい表示項目)

DEM(Digital Elevation Model) による高度表示 だそうです。
OruxMapsにはGPSによる高度表示のほかに外部機器として接続されていれば気圧による高度表示もあります。
今回のアップデートではDEMによる座標からの高度表示が出来るようになったようです。

数値標高モデル - Wikipedia


ダッシュボードの表示項目を並べてみました。

気圧計による数値は、当然機器が接続されていないので実質的なエラー表示ですが、DEMとGPSによる高度は大まかに一致してそうです。
GPSによる高度は信号の強度や環境に左右される要素が強いのである意味ではDEMによる高度表示が一番安定していそうです。

ちなみにDEMでの高度表示はGPSに依存しないので、GPS信号をオフにしている状態で表示され、またマップカーソル位置の高度の表示を行うために遠隔地の座標の高度を知る手段ともなります。

12. Transition to ‘material design’, including dialogs.
(マテリアルデザインへの移行)

いうほどマテリアルデザインになっているかというとちょっと疑問ですが、ボタンの背景に影がついたりしているので地味にデザインの変更は行われているようです。

UIの見直しがなされているということはまだまだアップデートされる見込みがあるという事ですよね。

13. Live changes to UI, no need of restart (experimental).
(再起動不要なUIの変更)

実験的ではありますが、各種UIの変更の際にアプリケーションを一旦閉じる必要がなくなりました。
それでも一部動きが怪しいところは残っていますが…。

14.Added a new set of buttons
(新しいボタンセットの追加)

主にこれらの事だと思います。
外部センサーからの情報の取得を操作出来るボタンがボタンバーに追加できるようになりました。

15.Added wpts to wearable app. 
16.Ambient mode in main display wearable app. 

ウェアラブル端末関係の機能の追加のようですが、手元にウェアラブルアプリがないので確認出来ません…

UIの変更が主かと思ったのですが。

思った以上に色々な機能が追加されていました。
計16項目です。

軽い気持ちで記事を書き始めたらスクリーンショットは増えるわ、文字数は多くなるわで大変でした…(笑

日本語ブログではOruxMaps関係の記事を取り扱っている方がほとんどいないのでチェンジログやマニュアルの翻訳だけでも有意なものになるのではないでしょうか。

個人的には旧アクションバーによる操作のほうが表示要素が少なく、また慣れているという点でも好みなのですが、いかがでしょうか。
UIの変更やメニュー構成の変更は慣れ親しんできたユーザの習熟度を一旦下げる可能性があるので、評判が良くなかったりします。
今回のアップデートで行われたUIの変更のほとんどは設定画面から旧仕様に戻す事が出来るようになっているので、とても気が利いたものになっていると好感が持てました。

記事を書くにあたり、普段自分が使うdonation版とは別に通常のフリー版をインストールしているのですが、プロファイルを分けておくとそれぞれ別の設定で使えるようです。
記事の執筆のためにフリー版の設定をいじり倒したのですが、donation版はまったく変更がなされていませんでした。
いや、こういう部分を見ても便利さを感じます…。
用途によってプロファイルを分けておく…という使い方のもう一枠外側にフリー版とdonation版を分けて置くという使い方も出来るのではないでしょうか。

OruxMapsユーザとして。

ミナヅキはメインの回線をiPhoneにしましたが、バイクツーリングのログを記録するためだけにAndroid端末を確保しています。
つまるところ、このOruxMapsのためだけにAndroid端末を確保しているような部分もあります。
そこまで入れ込んでいるアプリなので、バイクを降りない限りはOruxMaps関係の記事を書く機会が出てくるという事です。

親愛なるOruxMapsユーザの皆様、当ブログ気に入りましたらお見知りおきくださいますようお願い申し上げます(笑

今回の画像の書き込み文字と切り出しはこの端末で行っています。
付属のスタイラスペン、記事素材用に便利。